堀内さん「初戦から逆転サヨナラで勝つなんてこの後、体が持つかね(笑)」 由伸は「日本のエース」

[ 2021年7月28日 22:20 ]

堀内恒夫氏
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 元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫さん(73)が28日、自身のブログを更新。東京五輪の1次リーグ初戦となったドミニカ共和国戦(福島あづま)で劇的な逆転サヨナラ勝ちを決めた野球日本代表「侍ジャパン」の白星発進を喜んだ。

 「さぁ、今日から野球が始まったね。しかし、初戦から逆転サヨナラで勝つなんてこの後、体が持つかね(笑)」と1―3で迎えた9回に一挙3点を取って4―3と逆転サヨナラ勝ちを収めたハラハラドキドキの展開の末に勝ち取った勝利にご満悦。そして、「今日は、ドミニカのおおまかな野球に助けられたと言ってもいい」として、9回1死から柳田の一ゴロで投手のベースカバーがなく、がら空きの一塁に柳田が走り込んで内野安打とした場面を挙げ「そこから逆転劇が始まった。同点にした甲斐くんのスクイズもそうだけど細かい野球をそれぞれの選手がわかっていてそれができている」と称えた。

 「そういう時は負けないよ。そして、最後は坂本が打って決めてくれた」と古巣・巨人の主将でもある坂本勇人内野手(32)が中越えに放ったサヨナラ打に触れ「負けてるゲームを勝つのは大きい。勢いがつくからね」と続けた。

 侍ジャパンは先発左腕・メルセデス(巨人)に6回までわずか1安打に抑えられる大苦戦。だが、1―3と2点を追う9回に1死から柳田(ソフトバンク)、代打・近藤(日本ハム)の連打で一、二塁とし、村上(ヤクルト)の右前適時打で1点差とすると、甲斐(ソフトバンク)のスクイズ成功で同点。山田(ヤクルト)が中前打でつないで1死満塁とすると、坂本(巨人)が5番手右腕・マリニエスが投げた代わりバナの初球、真ん中ツーシームを中越えに運んで劇的な逆転サヨナラ勝ちを決めた。

 7回途中3安打1失点だったドミニカの先発・メルセデスについては「いいピッチングしてたんだけどここでもシーズンと同じ『6回、100球病』が出ちゃったね」と96球を投げた6回まで1安打無失点の快投を見せながら、7回に連打で無死二、三塁とされ104球で降板したことに言及。さらに6回2安打無失点の好投を見せた侍ジャパンの先発右腕・山本由伸投手(22=オリックス)については「彼のボールを観ていて思ったのはこれから世界を相手に戦う時彼が日本のエースになるんだろうな、ということ」と賛辞を惜しまなかった。

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2021年7月28日のニュース