前橋育英“5連覇”で6度目の聖地!エース外丸166球完投で延長12回の死闘制した

[ 2021年7月28日 05:30 ]

全国高校野球選手権群馬大会決勝   前橋育英6ー1高崎健康福祉大高崎 ( 2021年7月27日    上毛新聞敷島 )

<健大高崎・前橋育英>県大会夏連覇の前橋育英ナイン(撮影・村上 大輔)
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 第103回全国高校野球選手権(8月9日から17日間、甲子園)の地方大会は27日、15大会計26試合、7大会で決勝が行われた。群馬大会では前橋育英が延長12回の末、高崎健康福祉大高崎を6―1で下し、中止の第102回大会を挟んで5大会連続6度目の甲子園出場を決めた。外丸東真(あづま)投手(3年)が166球を投げ抜き、1失点で完投した。28日は13大会計27試合、8大会で決勝が行われる。

 台風が迫る群馬は雨のち晴れだった。5点をリードした延長12回。エースの外丸は熱気に包まれたマウンドで自らに言い聞かせた。

 「冷静に。目の前の一球に全力」。最後の打者を右飛に仕留めると、高く跳ねた。12回、166球を投げ切り、感情が爆発した。

 「優勝することができて本当にうれしい。(心が)折れた方が負けだと思ったので我慢強くピッチングしました」。全6試合に先発し、計42回1/3を投げて7失点。わずか1失策の堅い守りが打たせて取るスタイルの外丸を支えた。決勝の相手は16年から3年連続、決勝で勝っていた高崎健康福祉大高崎。最速144キロを誇る右腕は直球にカーブなど変化球を織り交ぜ4安打1失点で完投し、返り討ちにした。荒井直樹監督は「延長に入ってからはこの子で心中しようと思った。今日が一番いい投球だった」と今大会571球を投げ抜いたエースを称えた。

 両親とともに一塁側のスタンドで観戦した3学年上の姉・理子さんも同校出身。吹奏楽部のホルン担当でセンバツを含めて4度も甲子園で演奏した。外丸は中学1年の夏に姉の演奏が響く甲子園を訪れ「何が起こるか分からない、簡単にはいかない場所」と感じた。2年前の夏の甲子園はスタンドで見守り雰囲気はつかんでいる。

 練習後の疲労がたまった状態でダッシュを繰り返し、スタミナをつけた大黒柱。初めて選手として立つ甲子園に「自分たちの野球をして日本一を獲りたい」と力強く言った。(柳内 遼平)

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