侍、金メダルのソフトに続く!誠也、打撃状態「クソですね」も「一振り」で目覚めたプレミア12再現

[ 2021年7月28日 05:30 ]

打撃練習に汗を流す鈴木(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 侍ジャパンは28日、福島県営あづま球場で東京五輪1次リーグ初戦のドミニカ共和国戦に臨む。注目の4番は、19年のプレミア12で全試合4番に座りMVPに輝いた広島・鈴木誠也外野手(26)が務める見込み。打撃の状態は自ら良くないと語るが、プレミア12でも一本の安打をきっかけに初戦で覚醒し、世界一へと導いた。目覚めの一振りを誓い、ソフトボールに続く頂点を目指す。

 台風8号の接近で心配された天候は、幸い練習した2時間は小康状態を保った。打撃は室内で行ったが、クッションボールなどの確認に大事な外野ノックは鈴木誠、柳田、吉田正、近藤、栗原の外野手5人が3つの守備位置全てを試すことができた。最終調整を終えた鈴木誠は、すっきりした表情で前を見た。

 「オリンピックとかは一本出たら結構変わると思うので。今は状態を気にしなくていいのかな。雰囲気だったりを楽しみにしたい」

 強化合宿の打撃練習で首をひねるシーンもあり、24日楽天戦は無安打。25日巨人戦は初回に左翼線二塁打したが、最後の2打席は見逃し三振に倒れた。この日も「バッティングの状態はもうクソですね」と自嘲気味。その上で、国際大会特有の空気感での「一振り」の重要性を強調した。

 2年前の19年プレミア12も同様だった。初戦ベネズエラ戦で初回から2打席連続の見逃し三振。3打席目の中前適時打が、状態を変える大きなきっかけとなった。結果的に打率・444、3本塁打、13打点と全てトップの数字を残し、10年ぶりの世界一へと導いた。

 相手先発メルセデスの特徴も熟知。今季は対戦がないが、昨季まで通算22打数9安打の打率・409で3年連続で本塁打している。この日の夜にはソフトボール日本代表が金メダルを獲得。侍ジャパンの4番として、続く構えはできている。

 「日本の選手たちが金メダルを獲っている姿を見ると、やはり獲らないと、と思ったりもしますけど。どっちに転ぶか分からないし、それより楽しみたいと思う」。気負い過ぎず、前向きに。その思いを貫き、一打で自身もチームも勢いづける。(後藤 茂樹)

続きを表示

「始球式」特集記事

「ドラフト」特集記事

2021年7月28日のニュース