巨人・秋広 “岡本さんのように…”チームを救う一発を打てる選手になりたい

[ 2021年7月28日 05:30 ]

1軍出場を目指し努力を重ねる秋広
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 【目指せ!ゴジラの道 秋広優人成長記】日本選手歴代最長身の2メートルを誇るルーキー、巨人のドラフト5位・秋広優人内野手(18)の今に迫る企画。第4回は本塁打について。オープン戦まで1軍に同行して3本塁打を放った期待の新人は7月は12日の2軍戦で2カ月半ぶりの一発を放つなど11試合で打率・250。1軍デビューを目指し、努力を重ねている。

 日本だけでなく米国でも大きな話題となったメジャーリーグのホームランダービーは、僕もテレビで見ました。(エンゼルスの)大谷選手がメジャーの屈強な選手に交じって、ホームランで競うのは純粋に日本人として凄いなと思いました。数だけでなく、打球速度や飛距離も凄いですよね。画面にくぎ付けになりました。長身で左打ち。フォームをまねたりすることはありませんが、大谷選手の動画は自然と見てしまいます。

 本塁打の魅力は“一瞬で試合の流れを変えることができる”ところだと思います。僕の中のホームランバッターといえばチームの先輩の岡本和真さん。打撃練習から打球の強さがえげつない。キャンプで1軍に合流してバッティングを見た時、打球がネットに突き刺さっていたのが印象に残っています。岡本さんは試合でも逆方向によく放り込んでいるし、ここぞという場面での本塁打が多い。自分も力をつけてチームを救う一発を打てる選手になりたいです。

 12日の(イースタン・リーグの)ヤクルト戦で久しぶりに本塁打を打つことができました。4月24日以来なので2カ月半ぶりです。6月に打撃の形が崩れたので、そこから練習では自分の形でしっかりスイングすることを心掛けて取り組んできました。本塁打が出る時は、しっかりとフルスイングができている時。この打席ではそれができたと思います。

 理想の打者は状況に応じたバッティングができる選手。長打を打てるに越したことはないですが、まずは飛距離よりもチームの勝利に貢献できるようなバッティングを追い求めていきたいです。最近は少しずつですが良い打席が増えてきたと感じます。これは首脳陣の方々からのアドバイスがあるから。もっともっと実践できるようにしていきたいです。

 常に目標として頭の中にあるのは「1軍出場」です。そのためにも結果を残し続けてアピールしていきたい。後半戦のどこかで1軍に呼ばれるように頑張ります。(読売巨人軍内野手)

 ◇秋広 優人(あきひろ・ゆうと)2002年(平14)9月17日生まれ、千葉県出身の18歳。幼稚園の年中から野球を始め、宮本中時代は江戸川ボーイズに所属し、主に内野手。二松学舎大付では1年秋からベンチ入り。2年秋から4番でエースとなり、投手では最速144キロ、高校通算23本塁打。20年ドラフト5位で巨人に入団。契約金3500万円、年俸540万円。2メートル、95キロ。右投げ左打ち。

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