8強進出の帝京・前田監督が若生正広氏を偲ぶ「進歩的な監督」 09年に甲子園で激突

[ 2021年7月28日 18:10 ]

全国高校野球選手権東東京大会5回戦   帝京7ー4郁文館 ( 2021年7月28日    江戸川 )

帝京・前田監督
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 帝京が12安打7得点で郁文館を下し、8強に進出した。

 武藤闘夢(とむ)主将(3年)が走攻守で輝いた。2回に左前打で出塁すると二盗、三盗を決め、先制点を演出。3回は中前適時打、5回にも左中間2点三塁打と暴れまくった。守備でも再三のファインプレーで郁文館の攻撃を分断。「今までキャプテンらしいことが出来なかったけど、やっとできました」と笑った。

 甲子園通算51勝の前田三夫監督(72)は「投手陣がね。気負いから体が開いている」と2番手以降で4失点した課題を指摘。昨夏の独自大会に続く東東京大会連覇まで手綱を締めていく。

 そして、27日に死去した若生正広氏(享年70)についても言及。09年夏の甲子園3回戦で若生氏率いる九州国際大付と対戦し、帝京が4―3で辛勝したが「非常に研究熱心。粘り強い野球をされる方でした。その一方でトレーナー制をいち早く取り入れたり、進歩的な考えをお持ちの監督でした」としのんでいた。

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2021年7月28日のニュース