盛岡大付4年ぶり11度目V 金子が5戦連発!春決勝で大敗した花巻東にリベンジ

[ 2021年7月25日 05:30 ]

全国高校野球選手権岩手大会決勝   盛岡大付9-4花巻東 ( 2021年7月24日    岩手県営 )

<花巻東・盛岡大付>優勝し歓喜の盛岡大付ナイン(撮影・島崎忠)
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 一塁からマウンドの歓喜の輪に加わった。春の県大会決勝で0―15と大敗を喫した花巻東に夏の決勝でリベンジ。それも宿敵に並ばれていた最多の優勝回数を11に更新した盛岡大付の金子京介(3年)は試合が終わって初めて白い歯を見せた。

 「一番の目標。自分たちの持ち味が発揮できたというのが勝利につながったと思う」

 伝統的に強打が売りの盛岡大付。4年前の甲子園で8強入りした姿をテレビ観戦し「打撃のチームでやりたい」と憧れて東京・多摩和田中から入部した。3番打者に成長した右のスラッガーは直球だけでなく、変化球への対応力も増した。初回、緩いカーブを強振。ファーストスイングで左翼席後方のフェンスを直撃する先制ソロを放ち「チームに勢いがつくような本塁打になってうれしかった」と胸を張った。5点を勝ち越した8回にも9点目となる左犠飛を放ち、試合を決定づけた。

 人生初の5戦連発。17年に同校OBの植田拓(現BC茨城)が記録した4本塁打を更新する大会最多の5本とし、4年ぶりの甲子園に導いた。5試合で50得点を挙げた強力打線をけん引した主砲の姿に、関口清治監督も「初戦で打った時に5試合連続いくかもと家族に話していた。予言が本当になっちゃいました」と目を丸くした。

 雨天順延で準決勝から中1日。花巻東より休養日は1日少なかったが、金子は寮で大ファンの乃木坂46の映像を見たり、バスの中で曲を聴いて球場入りし「乃木坂を見ると回復します」と疲れ知らずのパワーを発揮した。

 「目標は60本。甲子園でホームランが打てたら最高です」。高校通算は56本塁打であと4本。甲子園でも打ち続ければ、願いはかなう。(小野寺 大)

 ◇金子 京介(かねこ・きょうすけ)2004年(平16)1月18日生まれ、東京都多摩市出身の17歳。多摩バーズ少年野球クラブで小2から野球を始める。東京・多摩和田中では町田ボーイズに所属。盛岡大付では2年秋からベンチ入り。50メートル走6秒2、遠投90メートル。憧れの選手は西武・中村。1メートル87、95キロ。右投げ右打ち。

 《渡辺148球熱投》エース渡辺翔真(3年)が148球の熱投。4失点で完投し、自らの決勝打で4年ぶりの甲子園に導いた。9安打を浴び、2度追いつかれたが「一イニング一イニングできることを」と勝ち越しは許さない。同点の8回無死満塁では「来た球を打ち返そう」と勝ち越しの右前適時打を放った。関口監督は「一番頼りになる。競った時点で最後まで渡辺と決めていた。我慢強く抑えてくれた」と称えた。

 ▽盛岡大付(岩手)1958年創立。ソフトバンクの松本はOB。

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