帯広大谷 「十勝対決」には敗れたが、ノーシードからV候補次々破った戦いは色あせない

[ 2021年7月25日 18:41 ]

全国高校野球選手権北北海道大会 決勝   帯広農業19―2帯広大谷 ( 2021年7月25日    旭川スタルヒン球場 )

<帯広農・帯広大谷>甲子園切符を逃した帯広大谷(撮影・石川加奈子)
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 十勝対決に敗れた帯広大谷の網野元監督(49)は「悔しいけれど、準優勝の楯をもらっているのを見て、よくここまできたなと思った」と選手たちをねぎらった。

 エースの高橋凌久(3年)が右肩の張りを抱える中、4投手で22安打19失点。今夏急きょ投手復帰し、二塁を守りながら今大会投手陣最多の16回1/3、269球を投げた背番号4の大友裕太郎(3年)は「抑えられなくて悔しい」と唇をかんだ。

 「リードした場面で出したかった」と語る指揮官は4回途中に切り札の大友を投入したが、相手打線の勢いを止められなかった。6回に2連続二塁打と四球で降板した大友は「力尽きた」と体力の限界を痛感しながら二塁の守備に戻った。それでも4番手の高橋が失点すると、同じ6回に再登板。「最後の力を振り絞った」と最後までマウンドに立ち続けた。

 優勝候補を次々に撃破した帯広大谷の戦いは、色あせない。初戦でプロ注目右腕の田中楓基(3年)擁する旭川実をタイブレークの末に破ると、準決勝では3大会連続甲子園出場を狙っていた旭川大高相手に7回に7連続適時打を放って逆転勝ち。十勝支部予選ノーシードから北北海道大会決勝まで勝ち上がった。「短い期間で準備をして、ここまで投げられたことに悔いはない」とベストを尽くした大友は言った。

 相手の帯広農には、芽室西中時代に一緒にプレーしたことのある村中滉貴(3年)と谷口純也(3年)がいた。「やりにくさもあったし、楽しかった」と同郷対決を振り返った大友。「甲子園で頑張ってほしい」と旧友に思いを託した。

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