選抜「力投型」とは別人!!天理・達 進化の13奪三振完封 巨人スカウト「持ち味はスケール感」

[ 2021年7月25日 05:30 ]

全国高校野球選手権奈良大会準々決勝   天理5ー0法隆寺国際 ( 2021年7月24日    佐藤薬品 )

<天理・法隆寺国際>法隆寺国際に完封勝利する天理・達(撮影・平嶋 理子)   
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 奈良大会では、今春選抜4強入りの原動力となった天理の達孝太投手(3年)が毎回の13三振を奪い、わずか84球で9回3安打完封した。

 修正能力の高さとともに進化を示した。天理の達が9回で要した球数は、わずかに84。選抜3試合で計459球の力投型とは別人の投球で、復活をアピールした。

 「選抜後では一番良かった。直球もスピードより回転数を意識して空振りが取れたしフォークで見逃し三振も奪えた。完投もできて調子は上がってきた」

 2安打された3回の13球がイニング別では最多。10球以内が5イニングあり、1点リードの6回は12球で1番からの3人を3連続三振。ゾーンに集めても相手を圧倒するだけの球威を見せつけ、与四球も1で三塁を踏ませなかった。

 今夏初登板で先発した19日の大和広陵戦では4回を投げ6安打4四死球で3失点。春季大会後に右肘炎症で調整が遅れたとはいえ、一発勝負だけに負ければ終わり。試合後のミーティングでは、中村良二監督から「調子に乗るな。進路も考えなおせ」と目指すプロも否定された。

 「人に言われてやるだけでは身につかない」。指揮官の言葉を自分なりに受け止め、与えられた4日間で、独自に投球フォームを細かくチェック。修正を重ねて結果に結び付けた。視察した日米9球団のスカウトも実力を再確認。巨人・榑松伸介アマスカウト統括は「故障の影響はないと思った。持ち味はスケール感。これは他の選手にはない」と位置づけた。

 「他の地区の投手のことは気にならない。自分の投球を求めていくだけ」

 ノースアジア大明桜の風間も、高知の森木も関係ない。目指す理想像だけを追求する。 (鈴木 光)

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