4番の仕事打!阪神・大山 DeNA今永打ちV二塁打「ああいう1本を大切にしたい」

[ 2019年5月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-2DeNA ( 2019年5月24日    横浜 )

勝利を決め、木浪(左)とタッチをかわしてガッツポーズをする大山(撮影・坂田 高浩)
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 これが4番の仕事だ。阪神の大山悠輔内野手(24)が24日のDeNA戦で2―2の7回2死三塁から、左翼線ライン上への決勝二塁打。今永の初球140キロカットボールを弾き返した。

 「走者を還すことしか考えていなかったです。ギリギリだったんですけど、とにかく“切れるな”と思って走っていました。うれしかったです!」

 近本が三塁打で出塁したものの上本、糸井が凡退。無得点なら流れを手放しかねない状況で結果を出した。4回無死一、二塁の第2打席に左前打を記録しており、今永から唯一のマルチ安打。前回対戦4月25日に右翼2ランを放っていて、通算打率は13打数7安打の・583と驚異的な数字が残っている。

 「チャンスで打たないと信頼は得られない。ああいう1本を大切にしたいですし、もっとたくさん打てるようにやっていきたい」

 4番らしさが凝縮されていた。勝利数、防御率ともにリーグトップの左腕に対して2回から追いかける展開。今季、初回に2点以上失点したら1勝9敗という負のデータがあった。それでも打線が粘り強く7四死球を奪い、2つの犠飛で同点のまま終盤まで持ち込んだ。大山が打席を迎えた時点での球数は112球。チーム一丸でコツコツ与えたダメージを、最後に致命傷に変えてみせた。

 「他球団の4番と比べて実績が圧倒的に足りないですよね。なのに任せていただくのは本当にありがたいですし、絶対に結果で応えないといけません」

 紛れもない本音と決意を口にしたのは矢野監督が4番起用の方針を固めていた開幕前だ。DeNA・筒香、巨人・岡本、広島・鈴木…。球界を代表する打者との“差”は自覚しており、それに伴う重圧も感じていた。そんな中で大事にしているのは発想の転換だ。

 「糸井さんが勝負を避けられて、プレッシャーのかかる場面で回ってくる事も多いと思います。でも、後ろに孝介さんがいると考えれば思い切って勝負できる。そうやって、プラスにプラスに考えていこうと」

 弱気な自分が顔を出したとき「プラスに」と言い聞かせて打席に向かう。その姿勢を貫いているからか、打率は・275まで上昇し、本塁打と打点はチームトップ。成長ぶりは、誰の目にも明らかだ。(巻木 周平)

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