阪神ドラ1近本 恩師エール「全試合出ろ」、2番・中堅開幕へ「不安ない」

[ 2019年3月27日 08:08 ]

開幕に向け大阪ガス野球部・橋口監督、チームメートの寄せ書きを贈られ笑顔を見せる阪神・近本(撮影・後藤 正志)
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 阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)に古巣の大阪ガスからスポニチ本紙を通じてエールが届いた。2年間所属し、昨夏の都市対抗野球では初優勝。苦楽をともにした橋口博一監督(51)やチームメートからの激励を喜び、「2番・中堅」で迎える29日のヤクルトとの開幕戦へ決意を新たにした。

 近本に熱いメッセージが届いた。昨年まで所属した大阪ガスの監督、選手からの寄せ書き。手にした瞬間に数々の言葉が目に飛び込み、「わあ~。これはうれしいですね!」と喜んだ。

 今春キャンプから1軍でしっかり結果を積み重ね、オープン戦では全17試合に出場して打率・262、1打点。持ち味の俊足を生かして6盗塁を記録するなど数字以上に存在感が光った。高山、中谷、江越らとの中堅争いを制し、新人ではドラフト3位・木浪(Honda)とともに開幕スタメンの座を決めた。

 順調な滑り出しを受けて橋口監督は「目指せ全試合出場」と記した。

 「けがには気をつけてほしい。足を使う選手なので、疲れもたまりやすいと思う。143試合に出られれば、それだけ結果も残しているという訳だから。楽しみにしている」

 近本にとって大阪ガスで過ごした2年間は、いまに通じる大切な時間だった。特に昨年7月の都市対抗野球では悲願の初優勝。5試合で21打数11安打、打率・524の首位打者として大きく貢献し、大会MVPに相当する「橋戸賞」にも選出された。“日本一”の歓喜を共有したチームへの愛着は今でも強い。

 「チームメートからもよく連絡をもらいます。試合にも、ちょくちょく見に来てくれたりするので。無駄な力を入れ過ぎないように僕も頑張っていきたい」

 オープン戦期間には橋口監督に電話で近況を報告。「部に何か残したい」と塁間の走塁タイムを測定することができる機器の寄付を決めた。足を武器にする近本らしい恩返しで、「都市対抗連覇に向けて頑張ってほしい」と呼応した。

 26日は京セラドーム大阪での全体練習に参加。約20分間の特打や走塁練習などで備えた。「できることはしっかり準備していこうと思っている。開幕へ不安はないです」。いよいよ始まる1年目。未知の戦いの先に待つのは、盗塁王や新人王の栄光か。球友たちの激励を胸に刻み、目前に迫る晴れ舞台を見据えた。(長谷川 凡記)

 ▽昨年の大阪ガスの都市対抗優勝 近畿第2代表として2年ぶり本戦出場し、3度目の決勝進出で初優勝した。近本は1回戦からの全5試合で「5番・中堅」を務め、打率・524、1本塁打、4盗塁で貢献。JR東日本との準決勝では同点の8回に板東(ソフトバンク4位)から決勝弾、三菱重工神戸・高砂との決勝でも8回に中前適時打を放った。

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