明石商 3年ぶりセンバツ勝利 狭間監督「よく辛抱できた」

[ 2019年3月27日 11:50 ]

第91回選抜高校野球大会第5日第2試合 1回戦   明石商7―1国士舘 ( 2019年3月27日    甲子園 )

<明石商・国士舘>応援団で赤く染まったスタンドを背に力投する明石商・中森(撮影・北條 貴史) 
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 第91回選抜高校野球大会第5日は27日、甲子園で行われ、第1試合の1回戦で、明石商(兵庫)と国士舘(東京)が対戦。明石商は2回に3安打に2四球をからめて3点を先取し終盤に4点を加え7得点、投げては最速146キロの2年生右腕・中森が9安打されながら10三振を奪い1失点完投。7―1で国士舘を下し3年ぶりのセンバツ白星を手にした。 試合結果

 試合後、狭間善徳監督は「1勝できてホッとしています。簡単には勝てないと思っていた。前半よく辛抱できたと思う」と試合を振り返った。中森については「よく粘ってくれた。緩急つけて低めに投げられた」と称え、「うちらは弱いんで全員でやるしかない。一人一人が役割を果たしてくれた。うちの粘って後半に点を取る野球ができた」と話していた。

 一方、中森は「球数(141球)が多かったし、もっと低めに投げたかった。9安打も打たれてしまい、大事な場面では高めに浮いた球が多かった」と、笑顔はなく反省しきり。自己最速の146キロを記録したことには「うれしかった」としつつ「球速だけでなく球の切れ、質を高めていきたい」と表情を引き締めていた。

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