国士舘・森中4の2 敗戦の中でキラリ「また夏に戻ってきます」

[ 2019年3月27日 13:34 ]

第91回選抜高校野球大会第5日第2試合 1回戦   明石商7―1国士舘 ( 2019年3月27日    甲子園 )

<明石商・国士館>初戦敗退を喫し、肩を落とす国士館ナイン(撮影・北條 貴史)
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 敗戦の中でキラリと光った。元プロ野球選手の父を持つ国士舘の5番・森中翼外野手(3年)が4打数2安打をマークした。

 「みんなの憧れの舞台でプレーできたのはよかったけど、負けたのは悔しい。また夏に戻ってきます」

 父は横浜(現DeNA)で活躍した左腕の巨人・森中聖雄スコアラー。前夜、携帯電話にメッセージが届き「“自分のプレーをしっかりしなさい。大舞台で強い選手になれ”と言われました」と言いう。3点を追う4回無死一塁では中前打し一、二塁に好機を拡大し得点につなげた。5回2死一塁でもしぶとく一、二塁間を破って一、三塁とチェンスメークした。「つなぐ意識で打席に入って、いい当たりじゃなかったけど、結果的にヒットになってよかった」。一方で3点を追う7回2死三塁で詰まった三ゴロに終わったことを反省した。

 「あそこで1本打っていれば流れも変わった。そういうチャンスで打てるようにしたい」。父が言う本当の強さの意味を噛みしめて、夏へと目を向けた。

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