「同じ高校生なのに」ロッテ藤原に抱いた強烈なライバル心 飛躍誓う巨人ドラ6戸郷

[ 2019年3月27日 10:30 ]

ノックを受ける巨人・戸郷
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 巨人のドラフト6位・戸郷(聖心ウルスラ)が「初勝利」をマークした。26日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(ジャイアンツ球場)で4回からマウンドに上がり、公式戦初登板。「楽しんで投げようと思いました。逃げたくなかった」とストライク先行の投球で1回を1安打無失点に抑えた。その裏にチームが逆転したため勝利投手になった。

 ウイニングボールは実家に郵送するという。「この勝利を一番伝えたいのは両親。感謝の気持ちしかない。恵まれた体に生まれたのも両親のおかげ」と真剣な表情で語った。ボールにサインを入れるかどうかは「ちょっと迷ってますね。プロになったというのを見せようかなとも思っています」と笑った。

 プロ生活が始まって3カ月弱。めきめきと成長している。球速は高校時代の149キロから3キロ上がり152キロに。春季キャンプでは、杉内ファーム投手コーチと会田ファーム投手兼トレーニングコーチのトレーニングメニューで下半身を徹底的にいじめた。「忘れたい記憶しかない」と苦笑いするが「きつい練習。でもあの二人についていけば結果が出る」と確信した。

 食トレも行っている。寮の食堂に長いときには約2時間も滞在。お茶碗2杯を最低ノルマに課し、できる限りたくさんの料理を口に運んだ。体重は2キロ増え、約76キロに。現在187・5センチの身長もまだ伸びている。

 次に目指すのは東京ドームのマウンドだ。23日のロッテ戦を他の新人選手とともに見学し「見ると投げたくなる。早くあのマウンドに立ちたい」。さらにその思いを加速させたのが「1番・中堅」でスタメン出場していたロッテのドラフト1位・藤原(大阪桐蔭)の存在だった。

 「藤原が試合に出ているなか自分たちはスーツを着て観客席で見ていた。同じ高校生なのに」。同世代へ強烈なライバル意識を持つ。チームの同期入団はドラフト1位・高橋(八戸学院大)以外の9人が高卒。「1軍に先に行くぞという気持ち。負けたくない」。試合終了後、サインを望むファンの長蛇の列に一人一人丁寧に対応した18歳は真っすぐな瞳で言った。(記者コラム・岡村 幸治)

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