松山聖陵・根本主将「試合をやるのは自分たち」 監督交代言い訳にせず…敗戦糧に夏へ

[ 2019年3月27日 16:04 ]

第91回選抜高校野球大会第5日第2試合 1回戦   大分4―1松山聖陵 ( 甲子園 )

<大分・松山聖陵>力投する松山聖陵・根本(撮影・北條 貴史) 
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 寡黙なエース右腕は言い訳一つしなかった。松山聖陵の根本大蓮投手(3年)は表情を変えず気丈に言った。

 「監督が代わっても試合をやるのは自分たちだと、みんなで話してやってきました。影響は、なかったです」

 センバツ切符をつかんだ後の1月末。当時の監督が部員をたたく動画がツイッターに投稿され、2月に中本恭平監督(30)に交代。大会直前に見舞われたアクシデントだった。

 「8回に自分が追加点を与えてしまったので。自分がピンチで投げ切れていれば」。7回に3番手で登板。テンポの良い投球でフライアウト3個で退けると、直後に打線が奮起。8回1死から折田、大村の連打で一、三塁の好機をつくると、岸田が外角の変化球に泳がされながらもバットを合わせる執念の左前適時打。1点差に詰め寄ったが再び暗転。回をまたいだ8回1死から連打と味方の失策などが絡んで2失点。「粘りたかった」。つかみかけた流れを手放した。

 「口べたで引っ張るタイプではないんですけど、みんな1人1人がしっかりやって、ついてきてくれています」。1メートル88、84キロと大柄な体格の持ち主だが、控え目に小さな声で言った。小4から毎年身長は10センチ近く伸び、中学校入学前の時点で1メートル70を超えた。チームの大黒柱への成長を期待され主将に指名された。「最初はイヤでしたけど、みんながいるので。キャプテンをやる前は自分のことしか考えていなかったですけど、周りのことも考えるようになりました」と実感している。

 「甲子園で試合をして勝ち負け以上に成長させてもらえたと思う。変化球の精度を上げて夏は勝てるように」と根本主将。聖地での敗戦を糧にする。

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