東邦 石川 163球完投「ビックリ 9回投げたことがほとんどないので」

[ 2019年3月27日 05:30 ]

第91回選抜高校野球大会第4日 1回戦   東邦3-1富岡西 ( 2019年3月26日    甲子園 )

1失点完投勝利を挙げた東邦・石川(撮影・北條 貴史) 
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 平成元年王者が接戦を制し、平成最後の王者へと歩み始めた。東邦・石川が163球を投げ抜き、1失点完投。打っても2打点と投打に存在感を示した。「しっかり自分の力は出せた。疲労はないですが(球数は)終わってみてビックリ。9回投げたことがほとんどないので」と屈託なく笑った。

 3回1死一、三塁で先制の中犠飛。7回は2―1と勝ち越してなお2死二塁で内角直球を中前に運び、貴重な追加点をもたらした。高校通算42本塁打の長打力は見せられなかったが「冬は内角を打つことを課題にしてきた。それができて嬉しい」と目尻を下げた。

 マーチングバンド部が米国遠征のため、今大会は大阪桐蔭吹奏楽部の友情応援を受けた。6、7回は同校オリジナルの応援歌が流れ、7回の石川の打席では人気ゲーム「パワプロ」をアレンジした根尾(現中日)のテーマ曲が流れた。「根尾選手の曲だって思いました。何をやっても一流で尊敬しています」。昨年の春夏連覇校の応援を受け、本家同様、投打二刀流の活躍でチームを勝利に導いた。

 森田泰弘監督(59)は「“優勝するために来た。最後もオレたちが締める”と選手に言っています」と表情を引き締める。30年ぶり5度目の頂点へ、ムードは最高潮だ。
(桜井 克也)

 ◆石川 昂弥(いしかわ・たかや)2001年(平13)6月22日生まれ、愛知県半田市出身の17歳。小2から野球を始め、中学では「知多ボーイズ」で投手兼内野手。高1春の愛知県大会からベンチ入りし、2年秋から背番号1。高校通算42本塁打。50メートル6秒3、遠投115メートル。投手としては最速144キロ。1メートル85、87キロ。右投げ右打ち。

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