イチロー、キャンプ終盤に引退決断 今後は「監督は絶対無理。人望がない」

[ 2019年3月22日 00:15 ]

会見をするイチロー
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 マリナーズのイチロー外野手(45)が21日、アスレチックスとの開幕2戦目終了後に都内で会見を行い、現役引退を表明した。日付が変わる数分前に会見場に姿を現したイチローは、集まった報道陣を見渡して「こんなにいるの?びっくりしたわ」と第一声。そして「遅い時間にお集まりいただきありがとうございます」と続け、「日本で9年、アメリカで19年目に突入したところでしたが、現役生活に終止符を打ち、引退することになりました」と現役引退を発表した。質疑応答で今後について問われると、「監督は無理。人望がない。それぐらいの判断能力は備えているので」とジョーク交じりにコメントした。

 イチローとの主な一問一答は以下の通り。

 ――引退を決めたタイミングは。

 「キャンプ終盤。日本に戻ってくる数日前。もともと日本でプレーすることが契約上の予定でもあったが、キャンプ終盤でも結果が出せなかったので」

――引退を決意したことに後悔はあるか。

 「球場での出来事、あんなものを見せられたら後悔なんてあろうはずがありません。もちろんもっとできたことはありますが、結果を残すために自分が頑張ってきたこと、自分なりに頑張ってきたと言えるので」

――子どもたちにメッセージを。

 「メッセージかあ、苦手なんだよなあ(笑い)。野球だけでもなくていいんですよね。自分が夢中になれるものを見つけてくれたら、それにエネルギーを注げるので、それを早く見つけてほしい。それを見つけることができたら、壁があっても努力できる。いろんなことにトライして。自分に向くか向かないかでなく、自分の夢中になれるものを見つけてほしいです」

――現役生活で今、思い出せるシーンは。

 「今日が一番真っ先に浮かぶことは間違いない。それを除くとすれば、いろいろな記録に立ち向かってきたが、自分にとって目指してやってきたが、それは小さなことにすぎない」

――印象的な場面は。

 「去年の5月以降、ゲームに出られない状況になったが、それ以降もチームで練習してきた。それがなかったら、今日という日を迎えられなかったと思う。誰にもできないことかもしれない。それはささやかな自分の誇りになった。ほんの少しだけ誇りを持てたかもしれないです」

――右翼席のエイミーさんをはじめ、イチローさんにとってファンの存在は。

 「ゲーム後にあんなことが起こるとはとても思っていなかった。なかなか、日本のファンの方の熱量は普段感じることが難しい。東京ドームに久しぶりに来て、ゲームが静かにはじまって…。日本の方は表現することが苦手だと思っていましたが、完全に覆りました。内側には熱いものをもっている、それを外に出すときは本当に大きなものだなと思いました。ニューヨークに行ったころから人に喜ばれることが一番だと思い始めた。ファンの方の応援がなければ自分のエネルギーはなかったです」

――野球選手として貫いたことは。

 「野球を愛したこと。それはずっと貫いたことです」

――日本復帰は選択肢になかったのか。

 「なかったですね。それ(理由)はここでは言えないなあ(笑い)。50歳まで現役と常々言ってきたので、有言不実行の男になってしまったが、それを言っていたからこそここまでできたのかなと」

――明日からは。

 「トレーニングしますよ。ゆっくりするのは苦手なので」

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