広島猛打ショー3試合で24点!虎メッタ打ち 19日にもVマジック

[ 2016年7月11日 05:45 ]

<神・広>2回2死満塁、会沢の左前打で三塁走者に続き二塁走者・新井が生還しルナ(左)とハイタッチ

セ・リーグ 広島9-0阪神

(7月10日 甲子園)
 連日の圧勝劇だ。広島は10日の阪神戦(甲子園)で今季6度目の同一カード3連勝。殊勲はエクトル・ルナ(36)内野手だ。初回無死満塁の好機で左前先制打を放つと、2回にも2打席連続タイムリーを中前へ運んだ。助っ人の一打で点火した打線は15安打で大量9得点。投げては戸田隆矢投手(23)が今季4勝目をうれしいプロ初完封で飾った。貯金は今季最多を更新する19となった。

 序盤2回で試合を決めた。まさにやりたい放題の猛攻。敵の先発・岩貞が“お膳立て”してくれたチャンスなら、しっかり生かすのが礼儀というものだ。いきなりの3連続四球で築いた初回、無死満塁の絶好機。口火を切ったのはルナだ。

 「四球が3つ続いたので、コンパクトなスイングを意識した。犠飛でもいいという気持ち。ヒットになってよかったよ」

 低めのチェンジアップを空振りし、2球目の内角低め直球を鋭く振り抜くと、ライナー性の打球は左前で弾んだ。チームの勢いを喚起する先制タイムリー。続く新井の2点中前打を呼んだ。

 つなぐ4番打者は2回の好機でも存在感を発揮する。丸の二ゴロで4点差とし、なおも1死二塁の場面。カウント2―2と追い込まれながら、同じ低めの直球を今度は中前へ。5点目を叩き出すと、新井の4球目にすかさず二盗を決め、自ら6点目のホームを踏んだ。

 「大きいのを狙わず、ランナーをかえすことを心掛けた。昨日はノーヒットだったから、2打席で仕事ができてよかった。ガッツで打ったよ!」

 強いキャプテンシーの持ち主だ。母国・ドミニカではウインターリーグの強豪「アギラス」で主将を務め、レジェンド的な存在でもある。中日入団前の12年オフは、4番がメジャー通算555本塁打のマニー・ラミレスで、ルナは3番。2人で主軸を担ったという。

 「一昨年は参加できなかったけど、昨オフは5試合に出場した。実は今もキャプテンなんだ」

 マウンドの輪に積極的に加わり、投手への声かけを怠らない。俊足ではないものの、スキを突く走塁にも優れる。すべてこれ、ドミニカ時代の主将経験から得たものだ。

 ルナの2打席連続タイムリーが出た2回は、なおも2死満塁で会沢が左前2点打、投手の戸田も右前適時打で続き、一挙5点。緒方監督は「各打者が初回、2回と集中力を持っていい打撃をしてくれた。ナイスゲーム」と手放しで称えた。貯金はついに19。赤ヘルの強さが際立つ甲子園劇場だった。(江尾 卓也)

 ≪19日に「42」か「43」マジック点灯も≫この日、DeNAの自力Vが消滅し、セ・リーグで、自力Vの可能性を残すのは広島、巨人、中日の3球団となった。首位・広島の優勝マジック点灯は最短で19日。広島が勝ち続け、巨人が負け続けた場合、他の球団の結果により「42」か「43」が出る。

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