山田プロ通算100号!「こんなに早く打てると思わなかった」

[ 2016年7月11日 05:35 ]

<ヤ・中>7回無死一塁、左中間へ通算100号となる2ランを放つ山田

セ・リーグ ヤクルト8-3中日

(7月10日 神宮)
 左中間席の中段に鋭い当たりが突き刺さる。節目の一撃はヤクルト・山田の打撃スタイルを象徴する一発だった。「今日みたいに本塁打を狙っていなくても入ることもある。自分らしいライナー性の打球を打ち続けていきたい」。

 3点差に迫られた7回無死一塁。1ボールで左腕・岡田のシュートを豪快に捉えた。リーグトップ独走の29号2ランはプロ野球史上277人目の通算100本塁打。プロ6年目、通算492試合目での到達となった。23歳11カ月での達成は、掛布(阪神)に並ぶ史上8位の若さ。球団では池山の24歳7カ月を抜く最年少記録、試合数でも最速だ。「テレビ見ていなかったんで。(兵庫で)ヤクルトの試合をあまりやっていなかったし」とちゃめっ気たっぷりに話しつつ、「こんなに早く打てると思わなかった。杉村さん(チーフ打撃コーチ)とティー打撃の成果が出たと思う」と感謝を口にした。

 この日は来場客全員に山田の「指さし応援ボード」が配布され、神宮が緑色に染まった「山田デー」だった。5回終了時には人気4人組ボーカルグループ「GReeeeN(グリーン)」が山田のために書き下ろした登場曲「遠くの空指さすんだ」が流れた。2回には左前打、5回には左適時二塁打。3安打3打点の活躍で特別な日を演出した。

 特に印象に残っている一撃が、14年10月6日のDeNA戦(神宮)での逆転満塁本塁打だ。シーズン192安打の日本人右打者の新記録を樹立した一発を「ドラマのような感じ。自分でも持ってるなあと思った」と振り返る。三木チーフ兼内野守備走塁コーチは「彼にはひらめきがある。長嶋さん(巨人終身名誉監督)みたいなね。打撃も守備も走塁もそう。この球に反応するかと驚かされる」と分析。昨季は8月下旬に到達した30本を前半戦のうちにもクリアする勢いだ。杉村、三木両コーチは「これから大好きな夏場。もっと打つよ」と口をそろえる。

 打率・353、29本塁打、72打点で打撃3部門を独走する23歳。トリプルスリーを達成した昨季から、さらに飛躍を遂げている。節目の一撃も山田にとっては通過点にすぎない。(平尾 類)

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