大谷マメつぶれ7回緊急降板…球宴黄信号「全力では無理だと思う」

[ 2016年7月11日 06:45 ]

<日・ロ>7回1死一塁 田村に四球を与えた後、指先の異常を訴え降板する大谷

パ・リーグ 日本ハム6-5ロッテ

(7月10日 札幌D)
 日本ハムの大谷が右手中指のマメをつぶして、緊急降板した。0―1の7回1死一塁で田村に四球を許した場面だった。「完全に(皮が)むけた」。吉井投手コーチとともにベンチに戻り、そのまま降板。この回は2番手・谷元が打ち込まれ4失点した。「自分で投げきって次の回に回したかったけど今日は(続投が)無理だった」と大谷。マメを悪化させての降板は今季これで3度目だが、完全につぶしての降板は初めてだ。

 この日は初回に1失点し、連続イニング無失点が30で止まった。12日のオリックス戦(京セラドーム)は状態を見ながら打者出場の可否を判断する。先発登板が有力な16日の球宴第2戦(横浜)の登板について、大谷は「全力では無理だと思う。回復させるのがベストだけど、恐らく厳しいんじゃないかと思う」と回避する可能性を示唆。仮に出場辞退すれば、後半戦スタートから10試合に出場することができなくなり、1軍復帰が30日のソフトバンク戦までずれ込む。栗山監督は「球宴に出る方向で100%努力する」と話したが、出場を辞退するかどうかは11日以降に判断する。(柳原 直之)

 ▼日本ハム・福島芳宏チーフトレーナー 血が出ているわけではない。消毒し、軟こうを塗り、カットバン(ばんそうこう)を貼った。なるべく早く回復できるように処置しました。

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2016年7月11日のニュース