2安打がやっと…術中はまった原巨人「狙い球絞れなかった」

[ 2014年8月21日 05:30 ]

<ヤ・巨>9回2死一塁、代打・高橋由は見逃しの三振に倒れる 捕手・相川

セ・リーグ 巨人1―2ヤクルト

(8月20日 神宮)
 ヤクルトバッテリーにしてやられた。今季3度目の対戦だったナーブソンの前に、7回まで無安打無得点。8回にようやく1点を返したが、反撃も届かない。巨人・原監督も脱帽するしかなかった。

 「いい投球をされましたね。狙い球を絞れなかった。それしかない。1点で勝つのは難しい」

 巨人打線がナーブソンと対戦するのは、9得点で4回途中KOした6月28日(秋田)以来だった。約2カ月ぶりの対峙(たいじ)。変わっていたのは相手の捕手が中村からベテランの相川だったこと。それに合わせて配球も変化していた。

 カーブやチェンジアップを効果的に使い、打ち気をそらす相手の術中にはまった。阿部は「前回より変化球が多かった」とし、坂本も「思ったよりカーブが多かった」。110キロ台のカーブに目を奪われ、140キロ台の直球に差し込まれる場面が多かった。前夜に本塁打を放った村田も「差し込まれた」と認めた。

 それでも相手は序盤は制球に苦しみ、5回までに4四球と荒れていた。付け入る隙はあったが、5回1死二塁では3ボールから小林がスイング。次打者が投手ということもあり、サインも出ていた。積極的な策だったが、結果的には左邪飛で得点につながらなかった。

 「キャッチャーが代われば、配球が変わるのはよくあること。状況に応じた打撃をしないといけない」と川相ヘッドコーチ。6月8日から首位を走るチーム。阪神だけでなく、3位・広島の足音も聞こえてきた。 

 ▼巨人・橋上打撃コーチ(ナーブソンは)立ち上がりに適度に制球が荒れていて、狙い球を絞り切れなかった。

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