近江 逆転サヨナラ負け…多賀監督「この大会は9回に何かが」

[ 2014年8月21日 16:56 ]

<聖光学院・近江>逆転サヨナラ負けに肩を落とす近江ナイン

第96回全国高校野球選手権大会3回戦 近江1―2聖光学院

(8月21日 甲子園)
 あと1イニングだった。1点リードで迎えた9回。好投を続けていた近江の2年生エース・小川は、痛恨の逆転サヨナラ負けにガックリと肩を落とした。

 8回までは6安打無失点。16日の初戦・鳴門(徳島)戦で9安打を打たれながらも完封勝利を挙げた右腕は、この日も強打の聖光学院を相手に粘り強い投球を続けていた。3回には1死一塁から聖光学院・八百板に右中間三塁打を許したが、素早い中継プレーで本塁封殺。バックの固い守りにも助けられ、6回に犠飛で奪った1点を守り続けた。

 だが、9回に先頭打者を出してピンチを招いて追いつかれ、最後はセーフティースクイズを決められての逆転サヨナラ負け。準優勝した2001年以来13年ぶりの8強進出はならず、多賀章仁監督は「この大会は9回に何かが起きますね」とポツリ。「小川は本当によく投げた。最後は内野に前進守備の指示を出していたが…」と悔しそうに語った。

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