日本文理、北信越対決制し5年ぶり8強!新井が逆転サヨナラ2ラン

[ 2014年8月21日 10:09 ]

<富山商・日本文理>9回裏日本文理1死一塁、新井が左越えに逆転サヨナラ2ランを放つ。投手岩城

第96回全国高校野球選手権大会3回戦 日本文理6―5富山商

(8月21日 甲子園)
 第96回全国高校野球選手権大会第11日は21日、甲子園球場で3回戦4試合を行い、第1試合では日本文理(新潟)が富山商(富山)との北信越対決を6―5で制し、準優勝した2009年以来5年ぶりの8強入りを果たした。1点を追う9回1死一塁から6番・新井が逆転サヨナラ2ランを放った。

 日本文理のエース飯塚と富山商の左腕・森田の投げ合い。日本文理は2回2死三塁から飯塚がチーム初安打となる右前適時打を放ち、1点を先制。5回には2死三塁から小太刀の左前適時打で1点を追加した。

 6回には飯塚が先頭の森田に中越え二塁打を許し、送りバントで1死三塁とされて中犠飛で1点を失い、続く坂本には左中間への三塁打を浴びたが、轡田のヒット性の当たりを左翼の小林が好捕。富山商に勝ち越しを許さなかった。

 7回には先頭の黒台が四球で出塁、盗塁と捕手の悪送球で三塁へ進み、森田のワイルとピッチで生還。ノーヒットで貴重な追加点を挙げた。

 ところが、エース飯塚が8回に6安打を集中されて4点を失い、富山商に逆転を許してしまう。それでも8回に1点を返すと、9回に新潟大会決勝を再現するような劇的な一発が飛び出した。

 春季北信越大会でも決勝で対戦し、日本文理が12―7で勝利していた。大舞台でリベンジに燃える富山商を返り討ち。悲願の日本一へ、また一歩前進した。

 ▽サヨナラ本塁打 日本文理の新井が3回戦の富山商戦で記録。第91回大会で中京大中京の河合が関西学院戦で打って以来で、史上18本目。

続きを表示

この記事のフォト

2014年8月21日のニュース