三重46年ぶり8強 快進撃の理由は「ボールを見極める力」

[ 2014年8月21日 05:30 ]

<三重・城北>2回1死一、二塁、左中間に2点適時二塁打を放った今井

第96回全国高校野球選手権3回戦 三重7―5城北

(8月20日 甲子園)
 三重は2回に宇都宮東真内野手(3年)の中越え二塁打など4長短打を集め5点を先制。城北(熊本)の反撃を振り切って7―5で勝ち、46年ぶりの8強入りを決めた。

 選んだ、打った、そして勝った。選球眼を身につけた三重の強力打線が11安打7得点の猛攻。相手の戦意を大きく失わせる2回の5得点は、2四球が起点になった。山本と世古の四球でつくった1死一、二塁の好機に中林が先制打。「引きつけて打つことを心がけてから、四球が増えて三振が減った」。今井、佐田も長短打でつなぎ、初戦の広陵(広島)戦でサヨナラ押し出し四球を選んだ宇都宮が中越え二塁打で締めた。昨夏から3季連続で甲子園を経験している3番打者は「監督が代わってから、つなぐ意識が出てきた」とチームの変化を口にした。

 4月に就任した中村好治監督が、選球眼の大切さを説くようになった転機がある。「22安打を打って負けましたから」。日章学園(宮崎)を率いて出場した02年夏、初戦の2回戦で興誠(静岡)と対戦。先発全員かつ毎回の22安打を放ったが、8―9で敗れるという屈辱を味わっていた。

 ナインのモチベーションを上げる出来事があった。14日に三重高を運営する学校法人梅村学園の梅村光久氏が兵庫県内の選手宿舎を訪問。「地元に帰ったら、みんなにうまいものを食わせたるからな」。三重高の地元はブランド牛の松阪牛で知られる松阪市。いやが上にも期待は高まる。

 準々決勝の相手は沖縄尚学に決まった。中村監督はストライクとボールの出し入れができる好投手・山城を「絶好の相手」と表現した。2安打の長野主将は「ボールを見極める力は確実にアップしています」。松阪牛の前に、おいしい相手“琉球のライアン”を目とバットで味わう。

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