虎党待ってた!ゴメス来日初の“外野安打”「徐々に合ってきたね」

[ 2014年3月22日 06:25 ]

<オ・神>8回無死、左中間二塁打を放つゴメス

オープン戦 阪神4―2オリックス

(3月21日 京セラD)
 阪神の新助っ人マウロ・ゴメス内野手(29)が21日、オリックスとのオープン戦(京セラドーム)で来日初の長打となる左中間二塁打を放った。「4番・一塁」で先発出場し、8回に海田の内角低めの直球を捉えた。3安打全てが内野安打だった過去2試合とは違う、“正真正銘”の快音。28日の巨人との開幕戦(東京ドーム)に向けて、新4番打者がグングン調子を上げてきた。

 これだ。これが、待っていた“助っ人”の打球だ。ゴロではない。ライナー。それもとびっきり痛烈なのが、内野手の網を軽々と飛び越えた。

 「いい感じで打てた。いろんな球種を見て、タイミングを取ることができた。(タイミングも)徐々に合ってきたね」

 三塁へ2本、遊撃へ1本の内野安打を記録してきた過去2試合。ボールとバットの衝突音はグシャッと鈍く、げんにバットもよく折れた。1軍実戦で初となる外野に達する安打は、まぎれもなく芯でとらえた一撃。3―2の8回、左腕・海田がカウント1―2から投じた136キロの内角低め直球を叩く。ツーバウンドで打球が左中間フェンスに届く間に、二塁へと到達した。

 待ってました、とスタンドの阪神ファンが沸く。代走を送られ、ゴメスは悠然とベンチに退いた。「いいヒットが出た。バットも折らなかったしね。気分的にも1本、いいのが出たので落ち着いたよ」と、快打を満足げに振り返った。

 ボールも見えてきた。大山と対戦した6回2死の第3打席。フルカウントから1球ファウルで粘り、最後は低めのボールを見逃して来日初の四球を選んだ。キャンプ中に発症した右膝裏痛などで調整が遅れ、18日の練習試合・ヤクルト戦(神宮)で1軍実戦に初登場してから、これが3試合目。ようやく長距離砲の前触れ通りに長打を放った新4番打者に、和田監督は「今がベストじゃないと思う」と期待する。

 オリックスの開幕投手を務める金子に対しては、第1打席で空振り三振、第2打席で投ゴロ。結果こそ出なかったが、昨季に沢村賞選考基準7項目をすべてクリアした日本球界屈指の右腕との対戦は、きっと今後に生きるはずだ。指揮官は「相手はパ・リーグのナンバーワンピッチャー。簡単には打てないけど、こういう攻め方をしてくるんだというものが分かってくるんじゃないかな」と収獲を口にした。

 オープン戦残り2試合の後、25日からのウエスタン・リーグ中日戦2試合に出場したと仮定しても、開幕前に残す実戦は4試合。ゴメスは虎党期待の特大アーチについては「いつか打てるように頑張ります」と笑みをこぼした。控えめな本塁打宣言。1週間を切った巨人との東京ドーム決戦へ向け、G砲のエンジンはどんどん温まっていく。

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