今大会初の延長戦は13回裏、初出場の豊川がサヨナラ勝ち

[ 2014年3月22日 16:33 ]

日本文理―豊川 13回裏、サヨナラ打を放ち喜ぶ豊川・佐藤

第86回選抜高校野球大会1回戦 豊川4―3日本文理

(3月22日 甲子園)
 第86回選抜高校野球大会第2日は22日、甲子園球場で1回戦3試合を行い、今大会初の延長戦に突入した第3試合は、取られたら取り返す見応え十分な好ゲームとなった。

 昨秋の明治神宮大会準優勝校で、3年ぶり5回目出場の日本文理(新潟)と春夏を通じて初出場を果たした豊川(愛知)の激突は、日本文理・飯塚悟史(3年)、豊川・田中空良(3年)と両先発右腕が好投。7回までお互いにゼロ行進が続いた。

 日本文理は2回に連打で1死一、二塁としたが、後続が断たれて逸機。3回以降は1人の走者も出せず、豊川・田中のテンポのいい投球の前に三振の山を築いた。2回途中から17人連続でアウト。だが、8回、先頭の7番・竹石が中前打で出塁すると、盗塁、四球などで1死一、二塁としてから1番・星が中越えに適時二塁打を放ち、ついに1点を先制した。

 豊川は5回に1死から6番・武市が右前打で出塁し、犠打失策などで2死満塁としたが、1番・中村が空振り三振に倒れて先制ならず。7回には1死から武市が中越え二塁打したが、下位打線が連続三振に倒れ、またも得点機を逃した。

 だが、0―1で迎えた9回、豊川が粘りを見せた。先頭の3番・氷見の中前打から2死二塁。6番・武市のこの日3本目の安打となる右前打で、1度は二走・高桑が三塁―本塁間に挟まれた。だが、挟殺プレーの送球がそれて、高桑が本塁に生還し、土壇場で1―1の同点。試合は今大会初の延長戦へ突入した。

 だが、もつれた試合の本当の山場は、延長戦に突入した後だった。

 延長10回、日本文理は1死から海津が内野安打で出塁。1番・星の右前打で1死一、三塁としてから2番・黒台の二塁ゴロで勝ち越すと、3番・小太刀の左前適時打でさらに1点を加えて3―1と2点のリードを奪った。

 すると、その裏、豊川も驚異の粘りを見せる。力投が続く先頭の8番・田中が中前打で出塁すると、続く9番・山田が左中間に適時三塁打を放ち、2―3と1点差。さらに、1番・中村の右前打で山田も生還し、3―3の同点として、試合の決着はまたも先延ばしとなった。

 日本文理は13回、1死から3番・小太刀、4番・池田の連打で一、三塁。だが、5番・飯塚の打球は一塁ゴロとなり、打者走者がアウトになった後で三走・小太刀が本塁憤死となり、勝ち越しのチャンスをつぶした。

 その裏、豊川は2死二塁から5番・佐藤が左中間を破る二塁打を放ち、サヨナラ勝ち。大熱戦の末、春夏を通じて甲子園初勝利を挙げた。

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