呉昇桓 来日初セーブ!新兵器スラーブさえた1回完全2K

[ 2014年3月22日 06:13 ]

<オ・神>9回から登板し1イニングを三者凡退に斬った呉昇桓

オープン戦 阪神4―2オリックス

(3月21日 京セラD)
 いよいよ全開モード突入だ。2点リードの9回、阪神の呉昇桓(オスンファン)が3人斬りで来日初セーブをマーク。8回を締めた福原から託されたバトンをしっかりとつなぎ、チームの勝利を呼び込んだ。

 「まだオープン戦なので、今まで通りに投げました」

 本番さながらの「勝利の方程式」を淡々と振り返った右腕だが、投球内容を見れば、その“本気度”がうかがえた。

 先頭のペーニャへの2球目に、カーブより速い123キロの「スラーブ」を投じた。実戦初披露の“新兵器”で助っ人砲を追い込むと、最後は149キロの直球で空振り三振。谷を140キロのカットボールで連続三振に仕留め、T―岡田もスラーブで三邪飛に打ち取った。最速151キロをマークした「石直球」だけでなく、多様な“引き出し”を駆使して打者を封じ込めた。

 オープン戦で初めて訪れたセーブ機会で、しっかりと仕事を果たした右腕は「(スラーブは)速度差があるので、タイミングを外せる。自分の中で真っすぐで空振りが取れていることは、投球バランスがいいということ。なかなか良かった」と珍しく自画自賛のコメントを口にし、状態の良さをアピールした。

 試合前練習では山本ら若手投手に対して、身ぶり手ぶりを交えてアドバイスするなど“石仏教室”が開かれる一幕もあった。結果はもちろん、後輩たちのお手本としてもチームに欠かせない存在となってきた。

 「開幕へ向けてベストコンディションを作っていこうと思っている。開幕すればバッター(の対応)も変わるので、それに合わせて(自分も)変えていこうと思う」

 仏の顔は、待ったなしの戦いの始まりを悟っていた。

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