新庄・中林主将「100点」宣誓 スタンドどよめきも動じず

[ 2014年3月22日 05:30 ]

選手宣誓をする広島新庄の中林主将

第86回選抜高校野球大会

(3月21日 甲子園)
 選手宣誓の大役を務めた新庄(広島)の中林主将は「緊張したけど、落ち着いてできた。100点です」とホッとした表情を見せた。

 各校の旗手が出そろう前に始めたため、スタンドがざわつき「宣誓(の声)が変だったのかな、と思った」と話したが、動揺することなく最後までゆっくりとした口調で言葉を続けた。「終わってひと安心しました。試合に向けて頑張ります」とすぐに大会第5日の東海大三(長野)戦に向けて気持ちを切り替えた。

 <選手宣誓全文>

 宣誓

 これまで多くの先輩が勇気を与え続けてくれた甲子園。今、私たちは子供の頃から憧れてきた、その甲子園という最高の舞台に最高の仲間とともに立っています。

 私たちがここに立っているのは、郷土の皆さんをはじめ、たくさんの人たちの支えがあったからです。その方々への感謝の気持ちを胸に、また、全国の人たちに“高校野球を見に行こう”と言ってもらえるよう、高校生らしく、さわやかに、すがすがしく正々堂々とプレーします。

 また、自分たちの姿が日本のあすへの希望となり、夢を追い求める力となるよう、これまでお互い助け合い頑張ってきたスタンドの仲間たちとともに最後まで諦めず、力の限り全力で闘うことを誓います。

 平成26年3月21日 広島新庄高等学校主将 中林航輝

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