劇勝にハラハラドキドキの豊川・今井監督「まさかここまでやるとは…」

[ 2014年3月22日 17:17 ]

日本文理―豊川 13回裏、サヨナラ打を放った佐藤(16)を迎える豊川ナイン
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第86回選抜高校野球大会1回戦 豊川4―3日本文理

(3月22日 甲子園)
 0―1で迎えた9回を2死から追いつき、1―3で迎えた10回はあっという間に同点とし、最後は延長13回にサヨナラ勝ち。

 初出場ながら、昨秋の明治神宮大会準優勝校の日本文理(新潟)と互角に渡り合った末に勝利をものにした豊川(愛知)の今井監督は、「いやー…もう、本当に子どもたちの力にびっくりしてます」と想像を超える教え子たちの粘りに驚きを隠せなかった。

 0―1で迎えた9回、先頭の3番・氷見が中前打で出塁。続く4番・高桑に送りバントを命じたが、失敗に終わった。だが、2死二塁から1度は二走が三塁―本塁間に挟まれ万事休すとなりながら、相手の送球ミスで同点に追いつくと、延長10回には2点を取られながら、その裏に2点を返して振りだしに戻すというハラハラドキドキの展開。

 そして迎えた延長13回だった。1死から今井監督の息子でもある今井竜司が四球を選ぶと、9回に送りバントを失敗している4番・高桑に再び送りバントを命じた。「あそこは得点圏に走者を置きたかったのと、(次打者の)佐藤がずっと調子が良かったので、彼に懸けて4番打者にも送りバントをさせた」。そして、高桑が今度は送りバントを成功。指揮官の期待を受けた佐藤が、初球のスライダーを叩いて左中間に二塁打を放ち、息子がサヨナラのホームに生還した。

 「試合前、子どもたちに“お前らを信じる。とにかく前向きに、アグレッシブに、最後まであきらめずにやれ”と言ったが、まさかここまでやるとは思わなかった」と振り返った今井監督。最後は、延長13回を完投したエースを「田中がよく踏ん張った。きょうは田中に尽きる」と称え、「初回から飛ばして9回持つか心配だったが、延長戦を投げ切ってくれた。ピンチの時も強気に投げられる、ピンチになればなるほど燃える男」と自慢のエースに胸を張った。

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