駒苫 全国制覇の主将が監督として甲子園1勝「うれしい」

[ 2014年3月22日 11:35 ]

第86回選抜高校野球大会1回戦 駒大苫小牧3―0創成館

(3月22日 甲子園)
 2005年以来9年ぶり2度目の出場で1回戦突破を果たした駒大苫小牧(北海道)の佐々木孝介監督(27)は、「本当にうれしいです」と爽やかな笑みを浮かべた。

 背番号15をつけた先発右腕・伊藤大海(2年)が散発3安打の完封勝利。「実は、6回、7回ぐらいで代えるよときのうは話していたのですが、本人が“投げてて楽しい”と。顔もイキイキしていたので9回までいかせました」と振り返り「低めに制球されていて、直球も変化球もまんべんなくストライクが取れていたのが良かった」と好投の要因を分析した。

 その伊藤大は、初回、1番打者にいきなり左翼線を破られる二塁打を浴びてピンチを迎えた。佐々木監督は「最少失点で戻って来るように。1点は取られてもオッケー」と伝えたが、いきなり痛打されたことが逆に奏功。伊藤大は「甲子園のマウンドに上がって緊張したが、最初に打たれて楽になった。ホームは踏ませない。1点もやらないと思って投げた」と見事に後続を断ち切った。打撃でも3回1死から中越え三塁打を放ち、先制点のホームを自分で踏んだ。「自分でヒットを打ってギアが上がった」。終わってみれば、初回のピンチを忘れるほどの、散発3安打完封勝利。「きょうは完璧です」と自画自賛のマウンドだった。

 佐々木監督は、2004年夏に駒大苫小牧が初優勝を果たした時の主将で、遊撃手。今季、楽天から米大リーグ、ヤンキースに移籍した田中将大(25)の2年先輩にあたる。駒大卒業後、コーチを経て09年秋から母校の監督に就任し、今回、甲子園初采配で初勝利を飾った。「僕も初めての監督なので、選手と同じくフレッシュな気持ちでやりたいと思っていた」。10年前の夏、北海道に初の全国制覇をもたらした主将が、青年監督となり、再び北海道に夢と希望と春を運んだ。

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