大坂なおみ「とってもハッピー」夢の五輪でストレート初勝利 うつ告白後、初のメディア対応

[ 2021年7月26日 05:30 ]

東京五輪第3日・テニス 女子シングルス1回戦   大坂なおみ 6-1、6-4 鄭賽賽 ( 2021年7月25日    有明テニスの森 )

女子シングルス1回戦、快勝した大坂なおみ(撮影・小海途 良幹)
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 テニスの女子1回戦があり、世界ランキング2位の大坂なおみ(23=日清食品)が登場し、中国の鄭賽賽(ていさいさい)(27)に2―0でストレート勝ちして、五輪初勝利を収めた。全仏オープンの“会見拒否騒動”の後、初めてメディアに対応。柔らかい笑顔で「とってもハッピー」と、なおみ節を響かせた。

 世界がその声を待ちわびていた。勝利後の取材エリアに、各国の報道陣が詰めかけた。大坂は、数メートルごとにあるテレビカメラポイントで足を止め、マイクに向かって口を開いた。ペンエリアでも3カ所でしゃべった。公式用、英語メディア用、日本語メディア用にそれぞれ、英語で答えた。もう大丈夫だ。

 「皆さん質問してくださるので、とってもハッピーです」

 記者会見が「精神的負担」と訴えたのは5月のことだ。全仏オープン中の会見を拒否すると、SNSで表明した。「ナオミを守れ」。「取材は選手の義務だ」。擁護と非難が入り交じった論争が世界中で起きると、4大大会通算4勝の日本の顔も苦しんだ。全仏の2回戦を棄権。同時に、うつに悩まされていることを告白した。
 一連の騒動後、メディアに対応するのはこの日が初。試合も全仏以来だ。6―1、6―4でストレート勝ちしたものの、ブランクは感じたようで「フランス以来で少し、緊張しました」と語った。

 ハイチ出身の父を持ち、3歳で米国に移り住んだ。米国と日本のどちらの国籍を選ぶか。悩んだ末に、19年に日本代表で東京五輪に出ることを選択。だから、五輪開会式の聖火リレー最終走者の依頼がうれしかった。3月に米国で聞いた際は「驚いたけど、光栄だった。誰にでも行く話ではない」と喜んだ。

 待ちわびた母国での五輪に「日本でプレーできることをうれしく思う」と特別な感情を抱く。日の丸のマークが入ったウエア、赤く長いドレッドヘアで、無観客のコートで躍動。存在感はNo・1だ。

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