卓球女子 石川佳純が苦しみながらも初戦突破 悲願のシングルス初メダルへ「5年前の経験生きた」

[ 2021年7月26日 16:16 ]

女子シングルス3回戦で勝利し、喜ぶ石川佳純(AP)
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 東京五輪卓球場女子シングルスの3回戦が行われ、シードを獲得していた石川佳純が登場し、オラワン・パラナン(タイ)との初戦を4―2で突破した。

 「リオと同じで苦しい展開となったが、5年前の経験が生きた」

 第1ゲームを11―5で奪ったものの、第2ゲームは5―11で落とす。思うようなプレーができず、首をひねる場面もあった。

 第3ゲームは11―4、第4ゲームも6―11と一進一退が続いたが、第5ゲームを11―4で押し切ると、第6ゲームは10―8のマッチポイントからフォアドライブを決めて、11―8で押し切った。

 4―2で苦しい戦いを制した瞬間、両手を突き上げた。「(試合を)思うように進められなかったが、2―2から自分のプレーを盛り返せたし、乗っていけた。明日、また試合ができる。いいプレーができるように頑張りたい」。石川からは笑顔も浮かんだ。

 過去2大会は、団体で銀メダルと銅メダルを獲得しているが、28歳で臨む3度目の舞台は、悲願のシングルス表彰台を目指す。前回のリオ五輪ではシングルス初戦敗退を喫しただけに、最初の壁をしっかりと乗り越えることが重要だった。

 23日の開会式では日本選手団副主将を務めた。翌24日には自身のインスタグラムを更新し、「昨日は一生忘れられない一日になりました。7歳で卓球を始めた頃には、夢の夢にも想像出来ませんでした」と心境をつづり、「沢山の支えがあってこの舞台に立てます。感謝です。シングルス初戦は7/26、16:30~です。全力でプレーします!!」と意気込んでいた。

 3度目の正直へ、まずは好発進となった。

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