松元克央 全体17位でまさか予選落ち わずか0秒02差で通過ライン届かず「勝負どころでの弱さが出た」

[ 2021年7月26日 05:30 ]

東京五輪第3日 競泳男子200メートル自由形予選 ( 2021年7月25日    東京アクアティクスセンター )

男子200メートル自由形予選のレースを終え、引き揚げる松元克央。準決勝進出を逃した
Photo By 共同

 右手で顔を覆い、天を仰いだ。男子200メートル自由形予選で松元克央(24=セントラルスポーツ)が全体17位に沈み、26日午前の準決勝進出を逃した。予選通過ラインの全体16位とは0秒02差。「ちょっと信じられない。勝負どころでの弱さが出た」とぼうぜんとした。4月に1分44秒65の日本記録を樹立。金メダルを狙える位置にいたが、まさかの敗退となった。

 ドイツ人選手と同タイムの17位だったため、準決勝進出者に棄権が出た時に繰り上がる選手を決めるスイムオフに出場。約1時間半後のレースで0秒63タイムを上げ、予選11位相当の記録で勝利した。今大会は米テレビ局の意向で、午後に予選、午前に準決勝、決勝を実施。午前より体の動く午後の予選突破ラインが上がる傾向があり、男子400メートル個人メドレーの瀬戸に続き、実力者が予選で姿を消す波乱が起きた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月26日のニュース