男子セブンズ リオ王者フィジーに競り負け 80メートル独走トライ松井主将「メダル獲りたい」

[ 2021年7月26日 09:39 ]

東京五輪第4日 ラグビー7人制男子1次リーグB組   日本19―24フィジー ( 2021年7月26日    味の素スタジアム )

フィジーに競り負けた日本(ロイター)

 16年リオデジャネイロ五輪4強の日本は、初戦でリオ王者のフィジーに19―24で敗れ、黒星スタートとなった。午後の第2戦ではリオ銀メダルの英国と対戦する。

 日本は開始の相手キックオフボールを確保できず、わずか21秒で最初の失点。しかし2分過ぎ、自陣でルーズボールを確保した松井千士主将が、そのまま約80メートルを走り抜いて反撃のトライ。再び5点をリードされた前半終了間際には、相手ボールスクラムのターンオーバーから連続攻撃で前進し、最後はトゥキリ・ロテがゴール中央で同点トライを奪い、その後のコンバージョンで逆転した。

 後半は開始18秒、副島亀里ララボオウラティアナラがキックオフボールを確保し、そのまま左隅へトライ。その後2連続トライを許して再びリードを許した。残り35秒で相手ペナルティーを引き出し、敵陣ラインアウトから逆転トライを狙ったが、マイボールを確保できずに万事休す。前回リオ大会初戦のニュージーランド撃破に続く白星発進を逃した。

 試合後、松井主将は「僕たちはメダルを目指しているので惜しい試合ではダメ。セブンズはキックオフが重要だが、ミスが多かった。修正してメダルを獲りたい」と反省。松井と同様、リオ五輪ではバックアップメンバーとして悔しさを味わった藤田慶和は「勝てた試合なので悔しいが、準備してきたことは間違いなかった」と次戦へ手応えも得た様子だった。

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