柔道・芳田司 準々決勝も突破 得意の内股出さず、2試合とも快勝

[ 2021年7月26日 13:42 ]

東京五輪第4日 柔道女子57キロ級 ( 2021年7月26日    日本武道館 )

柔道女子57キロ級の芳田司(右)は、2回戦で中国選手を一本背負いでの一本勝ちを決める  (AP)
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 柔道女子57キロ級の芳田司(25=コマツ)が、2回戦、準々決勝と勝利を収めた。2018年世界選手権王者が、五輪優勝へ向けて好発進となった。

 初戦の2回戦では盧童娟(中国)に対して、1分16秒に右の一本背負投で決着。得意の内股に加えて、新たに磨いてきた技できれいに一本勝ちを決めた。

 さらに準々決勝では、ネルソンレビ(イスラエル)も圧倒。2分16秒に袖釣込腰で技ありを奪い、優勢勝ちで決めた。

 五輪は初出場ながら、実力者だ。初出場となった2017年世界選手権で銀メダル。得意の内股に加えて、一本背負いや足技なども技の幅を増やし、年々進化。18年の世界選手権では見事に初優勝を飾った。19年の世界選手権では銀に終わったが、国際大会でも安定した実力を発揮することが評価され、東京五輪も期待がかかっている。

 ◆芳田 司(よしだ・つかさ)1995年(平7)10月5日生まれ、京都市出身の25歳。両親の勧めで小2から京都・円心道場で柔道を開始。中学3年間は神奈川の相武館吉田道場に入門。福岡・敬愛高から14年4月にコマツに入社。同年11月の講道館杯でシニア大会初制覇。初出場した17年世界選手権で準優勝、18年に初優勝。19年は準優勝だった。1メートル56。左組み。得意技は内股。

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