古江彩佳が海外メジャーで自己最高4位 五輪逃した悔しさ胸に

[ 2021年7月26日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権 最終日 ( 2021年7月25日    エビアンリゾートGC(6523ヤード、パー71 )

最終ラウンド、パットを放つ古江彩佳=エビアン・リゾートGC(共同)
Photo By 共同

 海外メジャー第4戦の最終ラウンドが行われ、4位から出た大会初出場の古江彩佳(21=富士通)は6バーディー、2ボギーの67で回り、通算15アンダーで米ツアー自己最高となる4位に入った。アマチュアの梶谷翼(17=滝川二高3年)は46位から出て3バーディー、2ボギーの70で回り通算2アンダーの48位だった。

 最終18番で2・5メートルのバーディーパットを沈め、古江は笑顔で4日間の戦いを終えた。メジャーで米ツアー自己ベストとなる4位フィニッシュ。「最初はつまずいてスタートしたんですけど、最後にバーディーがいっぱい来てくれてアンダーで回れてよかったなと思います」とうなずいた。
 4位から出た最終ラウンド。前半はショットに安定感を欠き2バーディー、2ボギーと一進一退だった。しかし、バックナインでスコアを伸ばす。パー5の15番ではアプローチをピンそば20センチに寄せると、続く15番では“スネークライン”の15メートルをカップに放り込んで連続バーディー。そして18番もバーディーとし、後半9ホールでボギーなしの4バーディーを奪うチャージを見せた。

 目標としていた東京五輪代表入りを逃し、悔し涙を流して約1カ月。フランスで開催された女子ゴルフ最高峰のメジャートーナメントで結果を残した。「メジャーでこうやって上位で争うことができて本当に良かった。オリンピック出られなくて悔しいですけど、こっちにきてうまくできたので良かったかなと思います」と晴れやかな表情で言った。

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