スケートボード女子ストリート・中山楓奈が銅メダル! 富山出身の高校1年生 世界で輝いた

[ 2021年7月26日 13:31 ]

東京五輪第4日 スケートボード女子ストリート ( 2021年7月26日    有明アーバンスポーツパーク )

<スケートボード女子ストリート>予選に臨む中山(撮影・会津 智海)
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 スケートボード女子ストリートの中山楓奈(16=ムラサキスポーツ)が銅メダルを獲得した。

 2019年、13歳で日本選手権を制した実力派が魅せた。予選では15・77点で首位通過。そのままメダルまで駆け上がった。

 今年6月、東京五輪予選対象大会最終戦予選として行われたストリート世界選手権(ローマ)では予選24位ながら、準決勝で本領を発揮。ベストトリック2回目で手すりに前部車輪の金具を斜めに掛けて滑り降りる得意技「Kグラインド」を披露。

 全選手の試技で2番目に高い4・54点を叩き出し、最終5回目も板の後端で滑る技を成功させた。「(2位通過の西村)碧莉ちゃんみたいに、スケーターといったら私を思い浮かべるくらいうまくなりたい」と語っていたが、五輪の大舞台で存在感を示した。

 ◇中山 楓奈(なかやま・ふうな) 2005年(平成17)6月17日生まれ、富山県出身の16歳。9歳からスケートボードを始める。13歳だった2019年の日本選手権で初優勝。6月の世界選手権は6位。ムラサキスポーツ所属。

 スケートボードの持ち時間は45秒。選手は1人ずつ滑って得点を競う。五輪で行われる種目は、街なかにある坂や手すりに似せた障害物を設置したコースで競う「ストリート」と、複雑な窪地状のコースで競う「パーク」の2つ。ジャンプや回転などの技(トリック)に挑み、トリックの難易度や成功率、スピードの他に、全体の流れやオリジナリティーなども考慮して審査員が得点を付ける採点競技。技の順番は自由で、途中で転倒しても時間内であればそのまま競技は続けられる。
 

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