内村航平 まさかの予選落ちに「米倉に土下座して謝りたい」 後輩たちの演技には「心配いらない」

[ 2021年7月24日 17:51 ]

東京五輪第2日 体操男子予選 ( 2021年7月24日    有明体操競技場 )

体操男子予選に出場した内村航平(AP)
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 種目別鉄棒に絞って4大会連続の五輪出場を果たした内村航平(32=ジョイカル)は、13・866点でまさかの予選落ちを喫した。

 H難度「ブレトシュナイダー」、G難度「カッシーナ」、E難度「コールマン」をキャッチしたものの、21日の練習でも落下した中盤のひねり技で、この日も落下。日本勢で4番手となり、各国上位2人までが進出できる決勝を逃した。

 6種目の個人総合で12年ロンドン、16年リオデジャネイロと五輪連覇したが、深刻な両肩痛を抱えていた19年4月の全日本選手権で予選落ち。20年2月、鉄棒一本で勝負することを決断したが、3大会の金メダルには届かなかった。

 試合後にNHKのインタビューに応じた内村は、「米倉に土下座して謝りたいですね。本当にそんな気持ちです」と種目別の1枠を最後まで争った跳馬の米倉英信(24=徳洲会)への言葉を口にした。「なんかもう、自分としては代表が決まってから、強い気持ちでやってきたつもりでしたけど、本当につもりだったのかなっていう。なんかすごいネガティブなことしか今出てこないんですけど。もうやってしまったことは取り返しがつかないので、もうオリンピックで演技することは出来ないし、なんかかなり現実を今は受け止めて試合もみてましたけど、若干心ここにあらずみたいな感じ」と回想。「後輩たちの演技、亀山のあん馬の演技も見てて、でもやっぱり代表選考をともに戦った米倉に本当に申し訳ない気持ちしか今は出てこないです」と率直な思いを語った。

 演技が終わって下がった後にもう1度戻ってきて、ハイタッチをした内村。「気持ちを彼らに託したのか?」と問われると、「それくらいしかできないんで、結局、男子体操のキャプテンとしても、やっぱり仕事をしなきゃいけないので、若干もうなんか見てる中で体操するのはもういいのかなって思っちゃったりしました」と回顧。「なんかもうやることじゃなくて、後輩たちに伝えていかないといけない立場だと思ったし、もう4回目ですからね。亀山なんか初めてですごい良い演技してたんで、気持ちがすごいこもってたと思うんですけど。やっぱり、なんか僕はもう違うのかなと思っちゃいましたね、やりながら。そんな感じでした」と3大会連続金メダルの夢はならなかった。

 男子体操のキャプテンとしての今後のサポートについて、「それしかできない」と話し、「変にすっきりはしてますけど、これまで準備してきたものを出せないのは悔しいしかないですね」と振り返った。金メダルに向けて、良い滑り出しをみせた後輩たちには「僕が過去、団体で出たのは3回ですけど、過去3回出て、予選1位通過したことが無いので、それを初出場でやってのけたっていうのは本当にすごいことですし、日本で開催されて1年延期もしているすごい気持ちが伝わってきました」と回想。「彼らの演技から。心配はいらないですね」と背中を押した。

 「お疲れさまでした」との投げかけには「疲れてはないですけどねえ」と苦笑い。テレビの前のファンに向けての言葉を求められると、「土下座しますよ!それくらい、申し訳ないです。僕はたぶん主役じゃない。団体の4人、亀山が決勝に残ってるので彼らが主役です。五輪は僕が2連覇してますけど過去のことだし。彼らがこえていかないといけないところだと思う。それを今日見させてもらった。すごいよかったです」と語った。

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