羽生結弦、ミスから圧巻リカバリー「ここまでできるんだぞ」

[ 2019年11月23日 21:59 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第6戦・NHK杯最終日 ( 2019年11月23日    札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

<NHK杯第2日>表彰台で背伸びをする羽生結弦(左から2人目)=撮影・小海途 良幹
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 男子でショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)は、フリーもトップの195・71点をマークし、合計305・05点で3年ぶり4度目の優勝を飾った。

 大きなミスの後に、羽生が高い修正力を見せつけた。演技後半、4回転トーループー1回転オイラーー3回転フリップはトーループが2回転に。残された予定ジャンプはトリプルアクセルー3回転トーループとトリプルアクセルー2回転トーループ。失った点数を取り戻すため、この2つの難度を上げた。

 オーサー・コーチを見て、「やっていいかな」と目でアピール。まずはトーループの4ー3回転に着氷。このコンビネーションは後ろのトーループが回転不足になったが、続いてトリプルアクセルー1回転オイラーー3回転サルコーの3連続ジャンプを決め、出来栄えで2・74点もの加点を引き出した。

 「NHK杯を楽しんでいいかな。ここまでできるんだぞって見せたかった」

 こう思えたのは、理由がある。「今回の課題がループとサルコーだったので。そこをクリアできたから」。4回転ループは演技直前の6分間練習の終盤、自身の出番で名前をコールされてからの2度、演技軌道で入ってパンクした。「本番前に本番を2回やれた」。ポジティブにとらえて冒頭の4回転ループの着氷をこらえ、続く4回転サルコーも決めた。

 合計305・05点は、スケートカナダの322・59点に及ばず。「315、20点近くいけばいいかなと思ったけど、しようがないかな」と振り返った。GPファイナルは17年は右足首負傷でNHK杯を棄権したため進出できず、昨年は出場権を得ながら、右足首負傷のため出場できなかった。16年大会以来のファイナルを、何度も口にしてきた「健康」な状態で迎えられる。

 「日本の会場で滑ることがどれだけ特別か、待ち望んでいた。ここで得ることができたみなさんのエネルギーを、しっかりファイナルにぶつけられたらいい」

 世界最高得点を保持するネーサン・チェン(米国)を撃破し、3年ぶり5度目のファイナル制覇へ。自信、収穫、ファンからのパワーが今、羽生の全身を満たしている。

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