クリッパーズがロケッツに雪辱 レナードが残り15秒に逆転のジャンプシュート

[ 2019年11月23日 16:36 ]

タッカーをかわして残り15秒に再逆転のジャンプシュートを決めたクリッパーズのレナード(AP)
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 NBAは22日に各地で10試合を行い、ともに“大物デュオ”がチームを支えている西地区強豪同士の一戦は、クリッパーズが激闘の末に122―119(前半55―51)でロケッツを下して4連勝で11勝5敗。地元ロサンゼルスでは今季11戦10勝で、これは1970年にバファロー・ブレーブスとして誕生して以来、チーム史上初めての出来事となった。

 試合は最後までもつれる大接戦。クリッパーズは第4Qの残り1分で5点を追っていたが、新天地デビューから5戦目となったポール・ジョージ(29)が残り57・1秒、ルー・ウィリアムス(33)が残り30・8秒にそれぞれ3点シュートを決めて118―117と1点をリード。そのあと、ロケッツのジェームズ・ハーデン(30)にカワイ・レナード(28)が反則を犯して2本のフリースローを決められたが、そのレナードが残り15・2秒、ロケッツのP・J・タッカー(34)との1対1を制して右サイドからジャンプシュートを決めて再逆転に成功した。

 レナードは24得点、ジョージはフィールドゴール(FG)を15本中4本しか決めることができずに19得点にとどまったが、土壇場では貴重な3点シュートをねじ込んだ。ベンチ勢も活躍。ウィリアムスは前半で無得点だったが、後半だけでチーム最多の26得点をマークして、11月13日に敵地ヒューストンで93―102で負けた相手にリベンジを果たした。

 ロケッツは8連勝のあと黒星が2つ並んで11勝5敗。ジェームズ・ハーデン(30)は42分出場して37得点、ラッセル・ウエストブルック(31)は34分で22得点を稼いだが、最後はクリッパーズの粘りに屈する形となった。

 リーグ全体で首位に立っているレイカーズは敵地オクラホマシティーでサンダーに競り勝って13勝2敗。アンソニー・デービス(26)が33得点と11リバウンド、レブロン・ジェームズ(34)は23得点と14アシストを記録してチームを6連勝に導いた。

 ブルズに勝ったヒートは5連勝でセルティクスをかわして東地区全体の2位に浮上。76ersに敗れたスパーズのグレグ・ポポビッチ監督(70)は、チームを率いて24季目で初めてとなる8連敗を喫した。

 なお一時、東地区全体の最下位(15位)に沈んでいたウィザーズはこの日7点差で勝ったホーネッツと入れ替わって10位から9位に浮上。8位マジック(6勝8敗)とのゲーム差は「0・5」となった。

 <22日の結果>

*ピストンズ(5勝10敗)128―103ホークス(4勝11敗)
*ウィザーズ(5勝8敗)125―118ホーネッツ(6勝10敗)
*ネッツ(7勝8敗)116―97キングス(6勝8敗)
ヒート(11勝3敗)116―108*ブルズ(5勝11敗)
レイカーズ130―127*サンダー(5勝10敗)
*76ers(10勝5敗)115―104スパーズ(5勝11敗)
*マーベリクス(10勝5敗)143―101キャバリアーズ(4勝11敗)
*ジャズ(10勝5敗)113―109ウォリアーズ(3勝14敗)
*ナゲッツ(11勝3敗)96―92セルティクス(11勝4敗)
*クリッパーズ(11勝5敗)122―119ロケッツ(11勝5敗)

 *はホームチーム

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