紀平が2位でGPファイナル決定!4回転回避もアクセル2発 コストルナヤ世界2位の高得点でV

[ 2019年11月23日 18:40 ]

<NHK杯第2日>女子フリー、演技を終えガッツポーズをする紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯第2日は23日、札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位で大会連覇を狙う紀平梨花(17=関大KFSC)がシーズンベストの151・95点、計231・84点をマークし2位。2年連続のファイナル出場(12月、イタリア・トリノ)を決めた。SP首位のアリョーナ・コストルナヤ(16=ロシア)が154・96点・計240・00点で優勝した。

 紀平は演技構成で予定していた冒頭の4回転サルコーは跳ばず、3回転サルコーを鮮やかに成功。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と2回転トーループの連続ジャンプや2本目のトリプルアクセル、後半の3回転フリップと3回転トーループの連続ジャンプもきっちり着氷。演技後には笑顔が弾けた。

 コストルナヤは、3回転半のジャンプで細かいミスは出たものの、後半に組み込んだ連続ジャンプなどで得点を稼ぎ154・96点。SPとの合計点で同じロシアのアレクサンドラ・トルソワ(15)が今年のスケートカナダでマークした241.02点に次ぐ世界2位の240・00点をマークした。

 連続3回転でミスが出てSP4位の平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(17=ロシア)は3回転ルッツ―3回転ループ、ダブルアクセル―3回転トーループなど全てのジャンプに成功。151・15点、計217・99点と五輪女王の意地を見せ3位となった。

 昨年の全日本ジュニア女王でSP8位の横井ゆは菜(19=中京大)は126・87点、計189・54点で自己ベストを更新し4位。SPで今季自己ベスト65・70点を出した5位の山下真瑚(16=中京大中京高)は123・55点、計189.25点で5位と健闘した。

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