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春の訪れ3キロ級マダイ 大物チャンス!乗っ込み期突入

[ 2026年4月4日 05:30 ]

取材日の午後船で青野さんが見事に取り込んだ3キロ級(常勝丸公式サイトから)
Photo By スポニチ

 【博覧釣記】春といえばマダイ。マダイといえば静岡・沼津の淡島沖――。大ダイ釣り場として定評があり、春は自己記録更新を狙うチャンスだ。乗っ込み秒読み態勢に入って徐々に黒ずんできた魚体は、おなかもパンパン。ビッグワンを仕留めるべく、淡島近くの内浦港から常勝丸に乗り込んだ。(国友 博文)

 3月に入り3キロオーバーの写真が常勝丸の公式サイトを飾り、大物の気配ムンムン。「食い出しましたよ」。マダイ一筋、鈴木茂船長から力の入ったお誘いを受けて午前船に乗ることにした。

 淡島沖のポイントまでは航程10分。常勝丸は8人までの限定乗船で大型をゆったり狙えるのもうれしい。

 タックルは、3メートル未満の専用竿と小型電動リールが主流。中型片天ビンに80号のステンカンビシをぶら下げる。クッションゴムは2ミリ1メートル。仕掛けは大ダイに備えてハリス4号以上で12メートルが基本だ。付け餌もコマセもオキアミを使う。

 「タナは上から55メートルです」と開始の合図。指示ダナに10メートルプラスした水深65メートルまでビシを落としたら、コマセをまいて指示ダナで待つ。コマセは少しの量をしっかりまくことが大切だ。

 潮は澄み、水温は14・2度まで降下。船長は浮かない様子だ。だが、神奈川県秦野市から夫婦で乗船の森山正信さん(65)の竿がそうした空気を吹き飛ばすように奇麗な弧を描いた。上がってきたのは背びれがシャンと立った本命。「仕事も終えて、今は妻と釣りざんまいです」と笑顔を見せた。

 キャビンの魚探にはマダイの反応が消えることなくバッチリ。コマセをまく手にも力が入る。しかし、なかなか口を使わない。次第に風が強くなり白波も立つ悪条件。厳しい状況の中、川崎市の平山則之さん(65=会社員)がスタンディングポーズを決める。良型マダイが期待されたが、顔を出したのは元気なイナダ。潮変わりで、魚の活性を確認できたがここでタイムアップ。午後船にバトンタッチした。

 家路に就くと、LINEに船長からの朗報が届いた。東京都清瀬市の青野直人さん(56=会社役員)が3キロ級をゲットしたとのこと。魚体は黒ずみ、勇ましい顔立ちは、乗っ込み気配。4月の声を聞くなり乗っ込みに突入!常勝丸から目が離せない。

 ▼鈴木茂船長 春のマダイは産卵前で臆病なので、静かな釣りが基本。1匹釣れただけで反応がなくなることもあります。誘いは静かに。指示ダナの少し上で待って指示ダナまでゆっくり落とし込むと食います。どんな魚も落ちてくる餌に反応します。餌にアクションをつけることが大切。竿の置きっ放しは時合いを逃します。

 ○…乗っ込みに入ると、浅場のイケス周りが絶好ポイントに。5キロオーバーはもちろん、10キロ超も飛び出す。船宿レコードは12.5キロ。身震いする強烈な引きを感動に変えるには、太仕掛けと強気のやりとりが大切。ハリスは5号以上で、できるだけ道糸を出さずに耐える。ポンピングはしないで、モンスターを釣り上げよう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、沼津・常勝丸=(電)055(941)3163。午前船は5時、午後船は1時に出船。ともに乗合料金は餌、コマセ、氷付きで1万1000円。
 

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