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ハプニング乗り越え初挑戦キハダ80キロに号泣 タレント田中梨乃の忘れられない一日

[ 2026年5月18日 05:30 ]

80キロのキハダを釣り上げ笑顔の田中梨乃(提供写真)
Photo By 提供写真

 【釣夢中】釣り人の誰にでも忘れられない一日がある。タレントの田中梨乃(34)は6年半前に仕事で釣りを始め、その魅力にはまり、私生活でも熱中。これまでの釣行で最も深く胸に刻み込まれているのは夏のキハダ釣りだという。(牧 元一)

 それは釣りの神様にほほ笑まれた瞬間だった。初めて挑んだキハダ釣り。船上で6人が本命を狙っていたが、掛かったのは田中梨乃のハリだった。

 「置き竿にしていたので、掛かった瞬間は分かりませんでした。道糸が出ていくスピードが急に速くなったので、あれ!?と思いました」

 イワシを餌にしたフカセ釣り。ポイントは和歌山県串本町の先の潮岬沖。開始から約3時間後に運命の時が訪れたが、そこで予期しない出来事が起きた。

 「電動リールを動かした瞬間、電源が落ちてしまったんです。別の電源に替えて動かし始めたのですが、残り6メートルまで巻き上げる設定だったカウンターがずれてしまっていて、50~60メートル手巻きしなければならなくなりました」

 好機から転じての危機。周囲にはそれぞれの動きを止めてこの戦いの行く末を見守る人々。勝負を決めるのは自身の肉体と精神。緊張感あふれる格闘は2時間20分に及んだ。

 「10メートル巻いたと思ったら20メートル戻ってしまう。それで、また巻き直す。その繰り返しでした。途中でいろいろな感情が渦巻きました。バラしてしまったらどうしよう、上げてみたらサメだったらどうしよう…。仲間や船長さん、仲乗りさんに助けてもらいながらキハダを釣り上げた瞬間、号泣してしまいました」

 身長1メートル65の自身より大きな80キロの魚体。肉体と精神の勝利。残暑で汗ばむ、2023年9月14日の釣行での慶事だった。

 釣りを始めたのはテレビ番組「おとな釣り倶楽部」に出演した19年末。最初に釣り上げたのがワラサで「こんなに大きな魚が釣れるんだ!」と魅力を体感し、私生活でも海に向かうようになった。

 「一時期、タチウオ釣りにはまって、よく釣れる夏に週に2、3回通いました」

 好きこそものの上手なれで、地元の大阪湾でタチウオを1日に87匹釣り上げたことも。

 「餌が大事だと思っています。市販の餌じゃなく前日に家で仕込んだ餌を持っていく。タチウオだったら、スーパーで買ったサンマをおろして、アミノ酸や塩、ガーリックを調合する。準備段階からワクワクして、自分で用意した餌で釣れると、正解!と思います」

 今後の目標の一つはクロマグロを釣ることだが、もう一つは電動リールを全く使わずにキハダを釣り上げること。

 「最初に80キロを釣った後、2回目に50キロを釣って3回目と4回目は釣れませんでした。やっているうちに欲が出てきて、手巻きで釣りたい!と思うようになりました。大物を釣るためには筋力が必要なので最近は家でトレーニングしています」

 新たな大勝負の日を心待ちにしている。

 ≪釣り人口の増加に尽力≫かつて仕事で始めた釣りだが、今は趣味が仕事になっている。「おとな釣り倶楽部」(テレビ神奈川、サンテレビで放送)には現在も出演。「自分自身が楽しむことで釣りの面白さをお伝えし、釣り人口を増やすことのお役に立てば」。同番組はテレビでの放送終了後にYouTubeのシマノTV公式チャンネルで視聴できる。

 ◇田中 梨乃(たなか・りの)1991年(平3)10月12日生まれ、大阪府出身の34歳。大学卒業後、モータースポーツ好きが高じてレースクイーンになったのを機に芸能界入り。情報番組のリポーターやイベントの司会などで活躍中。

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