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カサゴ爆釣モードからラスト4分待望黒メバル

[ 2026年3月20日 05:30 ]

粘ってゲットした25センチの本命・黒メバル。丸々太って引きも最高。思わず笑顔になります
Photo By スポニチ

 【バイカー紗希の釣~りんぐ】ホンダの小型バイク・スーパーカブ110で各地の釣り場を“転戦”しているアウトドア大好きガールの中山紗希。今回は季節を先取り!東京湾の春告魚・黒メバル釣りに挑戦。モエビを餌に誘いをかけるが、先にカサゴが食ってきて…。

 東京湾でカサゴはよく狙っているけれど、黒メバルは本当に久しぶり。黒メバルを専門に狙う乗合船は少なくなっているんです。貴重なターゲットなので人気は高く、この日は東京・東大井の「いわた」から24人が乗船しました。

 ベタナギ、ポカポカ陽気と絶好のコンディションで「春告魚」と書くこの魚にはまさにピッタリ。ウキウキ気分になりますが、花粉症持ちにはつらい季節だったり。私にとって春の訪れは黒メバルより花粉が先。「あ、今年も来たな」と外出するにはちょっとした覚悟が必要。花粉の飛散量じゃなくて、今年は釣りで“春”を感じてやろう。

 船は横浜・本牧沖へ。餌は船内で配られる生きモエビを使用。尾を半分切り、背中にハリを抜くように刺す。ここが重要!雑に付けるとモエビの動きが悪くなるばかりか、すぐに外れてしまい餌なしなんてことも。ピクピク動いて元気にアピールしてくれないと釣果につながらない。

 仕掛けを落としてすぐにカサゴの魚信が来た。面白いほど当たりが止まらない。「いわた」も所属する東京湾遊漁船業協同組合(中山賢理事長)が毎年行っているカサゴ稚魚の放流活動の成果なのだろう。入れ食い続きで途中から数えるのが面倒になったほど。おそらく40、50匹はゲットしたはず。10センチ前後が主体ながらも中には20センチオーバーも交じる。

 カサゴは海底でゴゴッと重量感のある引きを見せるが、根に潜られないように宙層まで巻き上げられれば、意外と簡単に釣れる。根を攻略できる感覚は凄く楽しいのだが、今回の本命は黒メバルなんだけどなぁ。

 するとトモ寄りで「黒メバルのダブル!」という声が響いた。こちらはずっとカサゴ、しかも1匹ずつ。何が違うのだろう。悩みは尽きず、時間ばかりが過ぎていく。ラスト4分。黒メバルは無理かな、と諦めかけたその時!宙層で小気味よい当たりが伝わってきた。カサゴとは違う。これはもしや、と期待が膨らんだが、でも違ったら恥ずかしい…。こっそり巻いてくると、黒っぽい魚体が見えて「きーたー!」って大声で叫んじゃいました。25センチの良型なのに、周囲のおじさんの反応はいまひとつ。ねえねえ、みんな見てよ~。

 結局、黒メバルは最後の1匹だけで、クーラーボックスの中はカサゴの赤色ばかり。海の中の“春”はこれからなのかな?お花見の前にまた狙いに行かなくちゃ。

 ○…10センチ前後のカサゴは、大きくなったら釣れてね、と願いを込めてリリース。持ち帰った良型は、帰宅後に「アクアパッツァ」に調理した。ふっくらとした身がほろりと崩れ、甘味のあるスープは釣りたての魚のうまみが溶け出していておいしかった。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、桧原湖・民宿ひばら=(電)0241(34)2368。日釣り券込みで大人4500円から。要予約。

 ◇中山 紗希(なかやま・さき)1992年(平4)生まれ。都内の会計事務所に勤務する傍らバイクで釣行。日本百名山全山制覇にも挑戦しているアウトドアラー。

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