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放水の反転で“流れ一転”51センチのレインボー 聖地・丸沼でフライとルアー解禁

[ 2026年5月1日 05:30 ]

放水開始後(左後方)に息子がヒットさせた51センチのレインボー
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】群馬県片品村にある丸沼が4月25日に解禁された。標高1430メートルに位置する、奥日光のフライフィッシングの聖地。心を弾ませながら大物トラウトを追った。(バリバスフィールドスタッフ・ 吉田 俊彦)

 4月27日の一般解禁に先立ち、25日はルアー・フライ限定の特別解禁で、早朝4時半、今季の幕を開けた。

 筆者は息子と手こぎボートを借りてフライで釣行。越年した大物を求めて、東京電力白根発電所の放水口を目指す。しかし、手こぎでは、最新のエレキを装備したボートにどんどん置いていかれる。やっと放水口前のワンドに到着すると、ルアーマンがボート2隻でキャストをしていた。

 「お隣に入ってもよいでしょうか?」。許可を得てから、岸から30メートルほどのポイントにボートを止めた。

 フライはストリーマー。ラインシステムはタイプ2のシンキングラインに、VARIVASテーパードリーダーFHTスティルウォーター3Xを使用。

 カケ上がりを狙いキャスト。カウント10で小刻みなリトリーブを開始する。次第にカウントを長くしたり、方向を変えて沖合に向けてキャストしたりを繰り返した。

 当たりだと思ったら、お隣のルアーマンとオマツリ。こちらに非があるのに笑って許していただけた。やはり最初のあいさつがとても大切だと実感する。 

 あっという間に最初の90分間が経過し、突然アナウンスが流れて、午前6時から放水が始まった。放水量が安定すると、その脇には反転流ができる。

 その中心に息子がナイスキャスト。リトリーブすると、まるで根掛かりのようにロッドティップが抑えこまれる。さらに2回リトリーブした瞬間「魚だ」と息子が叫んだ。

 グンと重い感触の後、魚の首を振る動きが伝わる。そして、グリングリンとラインを体に巻き付けるデスロールのような動きを見せる。ジャンプこそしないが、なかなか野性味あふれるファイトだ。

 ボートに近づいたところで筆者が強引にネットイン。歯の鋭い51センチ、オスのレインボートラウトだった。ヒットフライは#8紫のゴールドビーズのマラブーストリーマー。

 解禁日に出合うことができた丸沼のレインボー。情報によると、50センチ近いイワナが釣れているほか、ビッグブラウンの目撃情報もあるという。今年も聖地通いが楽しみだ。

 ≪開高健が愛した宿≫文豪・開高健が愛したことで知られる丸沼湖畔の宿「環湖荘」。釣り人なら一度は泊まってみたい歴史ある宿だ。環湖荘の魅力は、地元の食材を生かした充実した夕食。これが実においしい。また、宿泊者の特権として、早朝の釣りを楽しんでから朝食を食べられるのもありがたい。

 ▼釣況 丸沼温泉「環湖荘」=(電)0278(58)2002。入漁料は2500円、小・中学生は1200円。ボート代は平日2900円、土・日・祝日・特別解禁日などは3300円。キープは5尾まで。バーブレスフック使用。

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