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多摩川もそろそろゾーニング!?ニジ、ヤマメ3時間でヒット15回、C&R10回もすぐ釣られいなくなる

[ 2026年3月15日 05:30 ]

放流魚とはいえ、ルアーで“多摩川ヤマメ”を釣るのは、面白いものです
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】東京都の多摩川が解禁して1週間余り、地元の羽村エリアで釣りをしました。フライフィッシングをしたかったのですが、あまりにも寒すぎて水生昆虫の羽化がないのか、ライズは全くなし。そこでルアーで挑戦です。

 釣りやすい右岸側は餌釣りの人がたくさんいたので左岸へ。足場が悪いのでガラガラです。

 多摩川のこの時季の魚はほぼ100%、放流された成魚。故に遊び感覚で、タックルはどんなものでもOKという安易な考え方で釣れます。筆者が選んだのは、メガバスのパガーニ・プレグンタ52という25年前のバンブーロッド(六角の竹竿)。ルアーでバンブーは珍しいチョイスだと思います。リールはアブのカーディナル3。これはさらに古く、45年前の学生時代に買ったもの。最初に選んだルアーは、ラパラのカウントダウン5センチ。

 ルアーを対岸の人がいないところへ投げ、ちょっと沈めてからリーリングを開始。棒引きが一般的ですが、細かくロッドティップを動かすアクションを加えます。ルアーは下流に流れるので、それを扇状に泳がせます。この方法でコースを変えて繰り返し探ります。

 1カ所目は流れが強過ぎたので、ちょっと移動するとすぐにヒット。回転しながら暴れたのでヤマメかと思いましたが、ニジマスでした。リリースしてキャストを繰り返しましたが、当たりは続きません。対岸の餌釣りの人も釣れていません。例年ですと、バンバン釣られまくっているのを見て、へきえきとするのですが。

 今度はジャッカルのミノー、トリコロール流芯4.3センチにチェンジ。さらに沈めて引いてくると、今度はヤマメ。放流魚とはいえ“多摩川ヤマメ”。実に楽しい。そこからは連発しました。

 4匹目のヤマメ、すなわち5匹目を釣った時に、同行者の中村竜也さんがスマホで動画撮影を開始。カメラを回すと釣れなくなることは当たり前のように起こりますが、3投目でヤマメがヒット。

 この後、ライズがあり、そこへルアーを投げるとすぐに掛かりました。放流魚でも狙って釣るのは面白いですね。

 さらに追いかけてきているような気配がしたので、偏光グラスを掛けて見ると、筆者の立ち位置の前に結構な数の魚が集まっていました。ルアーを追いかけてきた魚がそこで止まって、うろうろしているようでした。

 気が付けば、それまで沈黙していた対岸や上流に入った餌釣りの人にも掛かり始めました。ルアーを引きヒットさせることで周辺の魚の活性が上がったものと思われます。

 放流魚ではそういうことがよく起こります。川には餌釣りの人、ルアー釣りなどの人が入ります。混みそうなポイントは譲り合って「お互いさま」という気持ちで釣ることが肝要です。

 3時間の釣りを終えてヒットは15回、キャッチ&リリース(C&R)は10回。しかし、これらの魚はまたすぐに釣られていなくなります。そろそろ多摩川もC&R区間を設けるなどゾーニングを考える時期かもしれません。 (東京海洋大学元客員教授)

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