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「解禁」フライで会心野ゴイ60センチ リール全面OK!14種の魚棲む“関東の名川”

[ 2026年3月30日 05:30 ]

見事な尾ビレの60センチの野ゴイに大満足
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】埼玉県入間市を流れる霞川がこのほど、静かに転機を迎えた。管轄する入間漁協が遊漁に関する規則を変更し、フライやルアーなど「リールを使った釣り」が正式に可能になったのだ。様子を探りに早速、現地へ向かった。また県民に愛される武蔵野うどんの隠れた名店も紹介しよう。 (バリバスフィールドスタッフ・吉田 俊彦)

 首都圏から約1時間とアクセスの良さで人気の埼玉県入間市は筆者の地元で、市の中央を流れているのが霞川だ。都心にあるにもかかわらず、霞川にはなんと14種類もの魚が棲息。釣りではオイカワ、カワムツ、ナマズ、コイなどがターゲットになっている。

 その中でも大注目なのがコイだ。賢いだけではなく、引きは強烈でフライで狙うには最高の“相手”。今回はロッドがVARIVAS「パワートレイル#8」にWFフローティングラインを準備。フライは沈ませてもよく視認できるエッグを選んだ。またドライはフォーム材でボディを巻いたカディスやパラシュートが有効。肝心のリーダーシステムはVARIVAS「テーパードリーダーFTHスティルウォーター」14フィート3Xにフライを直結した。

 アプローチはコイが回遊してくるタイミングを見計らい、カーブキャストするのが正解。待つこと数十秒。筆者のビッグパラシュートがコイの口に消えた。一呼吸置いて強めに合わせると、いきなりギュン!コイの走りは強力でロッドをのされないようにリールでブレーキをかけて対峙(たいじ)する。消波ブロックに潜り込まれないよう、慎重にファイト。ネットに入ったのは尾ビレの大きな60センチの野ゴイだった。

 使用フックは安全面を考慮し、掛かりの良いバーブレス一択。大きめのラバーネットを持参すれば、リリースする魚のダメージを少なくできる。魚の写真を撮る場合には、必ず手を濡らしてからにする――資源保護などの観点から、これらは守るように心がけたい。

 霞川は狭山茶の主産地である広大な茶畑と加治丘陵の間を流れる里川で、入間漁協の遊漁規則変更によりリールを使っての釣りが全面解禁となった。これまでは市民や学童の自然体験を促す目的で釣り専用区として親しまれてきたが、安全面を考慮しリール釣りは禁止されていた。今年になりリール釣りが解禁された理由について、関係者は「多くの人々にルアーやフライが楽しめる身近な釣り場を提供し、より川に親しんでもらうことが狙い」と説明する。

 釣り目的以外にも水辺周辺を利用する人は多く、釣り人は何よりも周囲の安全を最優先に考えてほしい。遊歩道を散歩する人も多いので、キャスト前に後方を確認することは必須。釣り人がマナーを守り、この川とどう向き合っていくのか…。大きなターニングポイントを迎えた霞川。都市近郊を流れる河川の未来を占う鏡なのかもしれない。

 《武蔵野の妙味堪能「手打うどんさわだ》霞川の左岸、加治丘陵にあるうどん専門店「手打うどんさわだ」は、リーズナブルな値段で本格的な武蔵野うどんが堪能できる。一見すると普通の民家で、内部は畳敷きが広がっており田舎の集会所といった雰囲気。釣りの旅のお昼に立ち寄ってみてほしい。

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