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ヤリがいあるね~多点掛け続々 柔らかい食感絶品の高級品

[ 2026年3月9日 05:30 ]

赤沢さんは地元の名人直伝の技で釣果を伸ばした
Photo By スポニチ

 【釣り新鮮便】ひな祭りを過ぎると、引き良し、食べて良し、姿も美しいヤリイカ釣りファンのボルテージが上がる場所がある。茨城県鹿嶋沖だ。40~50センチ級の大物が乗り始めたと聞き、鹿嶋・豊丸に足を運んでみた。 (バリバスフィールドスタッフ・後藤 賢治)

午前5時過ぎに出船すると、約50分で鹿嶋沖に到着した。

 「準備ができた方からハイどうぞ。底まで120メートル」。豊丸・出頭洋幸船長=写真=の合図で一斉に仕掛けを投入する。道糸は海水の抵抗が少なくオマツリや擦れにも強いバリバスの新製品「アバニ10×10マックスパワーPEX9」3号600メートル巻き、プラヅノ11センチ4~8本のブランコ仕掛け、オモリは150号とした。

 1投目から型は出るが、サバの邪魔が凄い。すぐに移動し底ダチ70~80メートルに移ると、右ミヨシで千葉市の行方昭広さん(61)と、千葉県市川市の山田昇さん(67)が同時ヒットした。共に45センチ級を釣り上げ「型良いな!おいしそう」と笑顔だ。

 これが合図となって、船中あちこちで乗り始める。左トモに陣取った福島県郡山市の赤沢陽一さん(65)は手製の投入器と、ヤリイカでは珍しいダブルカンナで釣果を伸ばしている。聞けば「地元にイカ釣り名人のおじいちゃんがいて、ヤリイカに適した竿、投入器の作り方、イカにアピールするプラヅノの選び方などを教えてもらった。おかげで人並みに釣れるようになりました」とのことだ。

 右トモ4番目で埼玉県川口市の五十嵐勝彦さん(63)も40センチ級をダブルでゲット。「大きいから、立派な土産になります」と、傘入れ袋に空気を抜きながら1匹ずつ丁寧に入れた。友人にあげるそうで、クーラーボックスにすぐしまっていた。鮮度の良さも優しさも友人にも伝わることだろう。

 この日は群れがまだ小さく、底潮の流れも弱い状況。船は移動連発だが、出頭船長の釣らせてあげたいという気持ちが伝わってくる。すると、筆者に重い当たりが来た。「50センチ級の大型!ダブルだ!」。だが直後に「あ!1匹落ちた!」。隣で筆者と同時にヒットしていた釣友の埼玉県鶴ケ島市・山本喜久二さん(70)がニヤリ。上げてくると「プラヅノ4本で40センチ級トリプルゲット!」と、満面の笑み。筆者にプレッシャーをかける。赤沢さんも40~52センチの大型を4点掛けで、してやったりの笑顔。

 この時季のヤリイカは、甘みと柔らかい食感が絶品の高級品。船上では「佐渡の鮮魚店では1匹4600円」などの声が聞こえ、釣果を市場価値で計算してニンマリする釣り人の姿もあった。

 出頭船長は「まだヤリイカは底付近にいますが、中旬になれば浮いてきます。さらに大型になり多点掛けで釣果にも期待できます」と話してくれた。今がチャンス。高級ヤリイカを釣りに行こう!

 《サラダでも美味》ド定番は刺し身だが、今回はそれ以外でおいしく食べたい。創作料理が得意な「居酒屋ふくろう」(埼玉県入間市)の大将・小松貴行さんが薦めてくれたのは「簡単!旬のヤリイカのやみつきサラダ」だ。作り方は…

 (1)ソース作り。ボウルに塩葱醤(エンツォンジャン)小さじ2、コショウ、ラー油少々、カンタン酢をお好みの量を加え全体をまぜる。

 (2)ゲソとワタを抜き、身を開き皮をむく。ゲソから目、くちばしを取る。身とゲソを好みの大きさに切ったら、約5秒湯引きして冷やす。

 (3)キュウリ、ミニトマトを好みの大きさに切ったら(2)と(3)を(1)に入れレモンを搾ってまぜ、皿に盛り付け完成。

 来店客に食べてもらうと「食感、うまみが爽やかな春を感じさせ、病みつき。金メダル!」と絶賛だった。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鹿嶋・豊丸=(電)0299(69)3319。集合時間は午前4時、出船5時。乗合料金は氷付きで1万3200円。ヤリイカ船は各地から出船中。

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