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ニジマス“春爆”19匹 C&Rの恩恵

[ 2026年4月19日 05:30 ]

中村さんがキャッチした、この日最大となる59センチのニジマス。「ユーロニンフ最高!」
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】神奈川県小田原市などを流れる早川で、釣友の中村渚さんとニジマスなどを狙いました。早川河川漁協では、冬季のキャッチ&リリース(C&R)区間が終了し、通常期C&R区間と春季C&R区間を展開。筆者たちは普段、C&R区間では大きい魚を見つけて釣るサイトフィッシングをしますが、水面がフラットなプールでスレっからしのヤマメがライズをしているとのことで、それらも楽しみにしていました。

 ライズしているという場所で観察しましたが、その様子はなく、泳いでいる姿も見えませんでした。朝イチで釣りを終えて戻ってきたルアーの人が「最近カワウの襲来を受け、ほとんど食われたそうですよ」と教えてくれました。

 ならば、歩いて魚を見つけるしかありません。歩き続けていくと、間違いなくいそうな淵に当たりました。

 彼女はユーロニンフというミャク釣りスタイルに初挑戦。投げる練習、流す練習を兼ねて粘っていると、カゲロウの羽化が盛んになり、魚の姿が見え始めました。フライを筆者の愛犬ヤマトの毛を巻いた「ヤマゲ」に替えて数投目、リーダーに付けた目印が動いて合わせを入れると、45センチほどのニジマスがヒットしました。

 これで活性が上がったのか、リリース後に連発。4匹目は49センチもありました。その後も何匹もヒット。この淵にはどれだけの魚がいるのかと思うほど、怒涛(どとう)の連発劇。

 49センチをもう1匹追加し、目標を50センチオーバーに設定。普段は大きくない魚は狙わないのですが、今回は見えないので釣り続けるしかありません。何匹がバラした後、51センチをキャッチできました。
 ランチ後に水深のあるポイントを発見。筆者が「ヤマゲ」で3連発ヒットを決めた後、交代した中村さんに大物がフィッシュオン。魚は下流へ、そして上流へと走ります。およそ5分の攻防の末、ネットインしたのは59センチという立派なサイズ。

 結局、バラシも多かったのですが、中村さんが11匹で、筆者は8匹。全て放流魚とはいえ、パワフルな魚たちで、まさに“春爆”と呼ぶべき楽しい一日になりました。C&Rの恩恵にあずかったとも言えそうです。

 C&Rにも問題はあります。それは、カワウの食害。漁協ではカワウが着水しないようにナイロンラインを張り巡らせる工夫をしていますが、それほど大きくはないヤマメは食べられてしまったようです。今回釣れたニジマスの最小サイズは45センチ。食べにくいサイズなのかもしれません。

 一方、C&Rの効果をより高めるためには、釣り人たちによる魚の扱い方も大事なのではないでしょうか。ルールにはなくても、筆者たちはいつも魚を傷めにくいラバーネットを使って魚をすくっています。そして、撮影は必ず水面上で行います。万が一、暴れて落としても安心です。多くの釣り人がこれらを励行しているので、この釣り場の魚影の濃さは保たれているのではないかと思います。(東京海洋大学元客員教授)

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