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菜っ葉潮でも深場攻めで43センチのブダイ 緑色の海でメジナは20センチ止まり

[ 2026年4月23日 05:30 ]

ブダイ43センチ(右)を手にする筆者だが、これは釣友の釣ったもの。自分で釣ったのは小さなメジナ…トホホ
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】春は海水が緑色に濁る「菜っ葉潮」が発生しやすい。これは魚にとっては最悪の状態だ。そんな中、神奈川・真鶴半島でなんとか大型ブダイの姿を見ることができた。(スポニチAPC・恩田 誠)

 水温が上昇し始める春は魚の動きが活発になるものだが、植物性プランクトンが異常発生すると上宙層は酸欠状態になるため魚影は完全に消えてしまう。海の色がクロロフィル(葉緑素)の影響で緑に変色するため、釣り人には「菜っ葉潮」と呼ばれ、忌み嫌われる。

 今季は相模湾、駿河湾の各所でこの状態が多発している。例年なら、産卵期を迎えた良型のメジナが姿を見せる時季だが、今春は絶不調の声ばかりが聞こえてくる。

 メジナを追って40年以上ウキフカセ釣りをしている筆者も、これほど釣れない年は初めて。それでも、相模湾の奥に位置する真鶴半島だけは比較的釣果が出ていると聞いて、釣友と出掛けてみた。

 神奈川県伊勢原市に住む中島秀吉さん(60=自由業)は、真鶴の磯を知り尽くしていることもあって、先発して釣り座を確保してくれていた。実は、半島先端部で竿が出しやすく釣果も順調に伸びている「カワウソ」で竿を出す予定で、午前4時には駐車場に到着してくれたが、そこには先発者が数人…。そのため場所を「番場浦の磯」に変更した。熱海以南の釣り場は不調続き。真鶴に多くの釣り人が集まってしまうのは致し方ないことだ。

 足場は悪いし、水深もあまりない場所だが、狙い方次第ではメジナがよく出るポイントだ。先に竿を出していた中島さんによれば、この濁り潮によって魚の動きは全く見えず、まれに当たりがあっても、小魚かせいぜい15センチの小メジナが掛かる程度とのこと。

 筆者も彼の横で竿を出したが、たまに餌は取られるもののメジナらしき当たりは皆無だった。

 足元から大きな根が張り出しているが、所々に溝があるので、そこが狙い目となる。しかし、潮が横に動くこともあり、うまい具合に仕掛けを流すことは困難だった。

 そこで、中島さんは重めの仕掛けを用いて超遠投し、根の先の深場を攻め始めた。するとウキが消し込み、竿が奇麗な弧を描いた。獲物の動きが鋭くないのでメジナではなさそう。クロダイなら御の字だが、残念ながら、姿を見せたのは43センチのブダイだった。

 結局、メジナは20センチまでで満足した釣果は得られなかった。菜っ葉潮の季節を過ぎればメジナの活性は高まるので、もう少しの辛抱…。そう、自分に言い聞かせた。

 ▼釣況&餌 真鶴町真鶴・あおき釣具店=0465(68)3001。真鶴駅すぐ東。

 ▼交通 国道135号を小田原から湯河原方向に進み、真鶴駅前交差点を左折し「真鶴半島公園線」で真鶴岬方向へ。岬の手前に番場浦に下りる道を左折、駐車場に出る。釣り場まで徒歩15分。足場が悪いのでスパイクシューズ必須。

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