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やめられない!!ワカサギ123匹 春の訪れ 聖地・桧原湖にぎわう

[ 2026年3月21日 05:30 ]

「いつも試行錯誤」と言いながら、見事に竿頭となった石井さん
Photo By スポニチ

【菅野順也の釣り巡礼】春の訪れとともに、福島・桧原湖にワカサギ釣りを楽しむ人たちの笑顔が戻った――。ドーム船を運営している民宿ひばらでは、氷が緩んだため2月下旬から一時休業したが、さらに解氷が進んだ今月9日に送迎ボートでの往来が可能となり再開した。なにしろ面白くて、やめられないワカサギ釣り。湖なのに沼にハマった状態で…。 (スポニチAPC・菅野 順也)

 ワカサギ釣りの聖地と呼ばれる桧原湖。ファンは毎年、湖の状況に気をもむ日々を送る。今季は例年に比べて春の訪れが早く、民宿ひばらでは9日に営業を再開した。

 湖上に浮かぶドーム船にボートで渡り、扉を開けると同時に、筆者を焦らせるかのように電動リールの巻き上げ音が響いた。道具の主は新潟県新発田市の石井勝也さん(63=会社員)。「どうやったら数を伸ばせるか、いつも試行錯誤しています」。竿さばき一つ見てもベテランだと分かる。「遊びのつもりですが、つい本気になってしまいますね」。午前9時半の時点で58匹を数えていた。

 以前はシーズンいっぱいまで氷上の釣りができていた桧原湖。しかし、ここ数年は毎年パターンが変化。氷が張っても氷上の釣りが可能な厚さとは限らない。民宿ひばらの3代目伊藤毅(たける)さんは「今季は1月末に氷が張りましたが、暖かい日が続き解氷して休業しました。その後、ドーム船への送迎ボートを出せる状況になり、今月9日に再開しました。状況は毎年違い、安定しません。自然相手です」と話した。

 わずかな当たりを逃さずハリ掛かりさせていたのは、新潟市の水野尚子さん(65=パート)。ワカサギ釣り歴10年。「初めてやった時の感動でハマってしまいました。同じことをやっても釣果に差が出る難しさに面白さを感じています」と笑顔を見せた。

 伊藤さんによると、この時季の魚はあまり浮いておらず、タナはベタ底が基本。釣り方のコツについては「オモリの下のハリに食ってくる魚も多いので、下バリを付けてください。餌を小まめに替えて、じっくりと長めの誘いをすると食ってきます」とのこと。

 出遅れを挽回すべく、竿先に集中していると、懐かしい人がいることに気付いた。15年前に筆者が取材をしていた福島県矢吹町の植田和広さん(55=運転手)、純子さん(54=パート)夫妻だ。

 和広さんは「釣りはワカサギオンリー。この釣りを覚えてしまうと、他の釣りには興味が出てこないほど楽しい。今日はオモリの重さと穂先の、ちょうどいい組み合わせを探っています」と、データ収集に余念なし。純子さんは「シーズン中は毎月通っています。ワカサギはとても賢い。釣って楽しく、食べておいしい。やめられません」。15年前と変わらず、夫婦仲良く並んで竿を出していた。

 竿頭は、123匹を釣り上げた石井さん。ベテランらしい、あくなき探究心で順調に数を伸ばしていった。

 一度体験したらドハマり間違いなしのワカサギ釣り。桧原湖の釣り期は31日まで。さあ、ラストチャンスだ。 (がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、桧原湖・民宿ひばら=(電)0241(34)2368。日釣り券込みで大人4500円から。要予約。

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